TDA7293デュアルアンプの製作 −FINAL−

おはようございます、Tomです。昨日は一日中とても暖かくて穏やかな日でしたね。やっぱりこういう日も必要ですね〜。6寒1温でもいい。

さて、TDA7203のアンプの記事も、いよいよ今回が最終回、FINALとなります。昨日の記事で最後かと思われましたが、どうも気になっている点がありますので、それを修正し、お世話になった方に完ぺきな形で納入したいと思います。

1.LEDの修正
電源LEDは下から覗かないとついているかどうかが分かりませんでした。しかも暗い。まずはこれを修正します。

1)LEDの取り出し
LEDはホットメルトで固定していましたので、ラジオペンチで何とかこじって取り出しました。

2)白色の高輝度LEDに変更
LEDの抵抗値を47kΩから33kΩに変更し、且つ、白色の高輝度LEDに変更しました。
これで、結構明るく光ると思います。

3)取り付け角度を見る

取り付け角度はスイッチのほぼ中心に当たるようにします。

4)ホットメルトで固定
その角度をキープしたまま、ホットメルトで固定します。

5)確認
ホットメルトが固まったら、もう一度スイッチを入れ、LEDの確認を行います。
これならOKですね。

2.電源フューズの配線
次に、電源のフューズに配線を行います。
この配線をすっかり忘れていました。

1)配線
まずは配線を行います。

2)絶縁
次にホットメルトで絶縁を行います。100Vなので・・・。

3.不要な入力コネクタの削除とカバーリング

新しい入力端子を取り付けていますが、CD入力のコネクタは古いままリアパネルに取りついたままです。

これだと間違ってCD入力端子に挿入してしまうかもしれませんので、このコネクタを取り除きアクリル板でカバーします。

1)コネクタの取り除き

2)アクリル板の加工
余っているアクリル板をちょうどいい大きさに切り出し、穴あけ加工します。

3)アクリル板の取り付け
後は、アクリル板をビス手固定するだけです。

4.スイッチング電源の曲がり解消
スイッチング電源とヒートシンクの隙間が平行でないのが気になります。
スイッチング電源も曲がって取りついていますが、ヒートシンクも曲がっています。
でも、ヒートシンクの矯正は大変なので、スイッチング電源の曲がりを少し矯正しました。
これで、少しは良くなったと思います。

5.TOPカバーの清掃

前回TOPカバーを取り付けたとき、意外に綺麗ではなかったので、いつもの様にマジックリンと歯ブラシで洗浄します。

その後、シリコンのワックスで仕上げを行います。

6.完成!
TOPカバーを取り付け完成です!

1)フロント ビュー

2)リア ビュー

7.最後の確認

いよいよ最後の確認です。

1)スイッチLEDの確認

まずはスイッチLEDを確認します。
電源ON!

ほほ〜、なかなかいい感じです。

2)最小限のシステムで確認

本当は、直に本システムで確認したいとことですが、タンノイ君を飛ばすと厄介なので、やはり最小限のシステムで、最終確認です。

音はとてもクリアで、低音もしっかり出ています。

3)本システムで確認

最小限のシステムでの最終動作確認が終わりましたので、いよいよ本システムでの音の確認です。Tomがいつも使用しているアンプの上に載せて、聴いてみます。

タンノイ君で聞くとさらにいい感じです。ふくよかな低音(ちょっと出すぎか?)とクリアな中高音。これは、Tomが自作していつも聴いているアンプを超えたかもしれません。
徹底してGNDを固めた結果、出力波形はとても綺麗になり、音に雑味が無くなりました。
完成です!

ついに完成しました!
自分用のアンプではないのに、結構嬉しいです。
喜んでもらえると嬉しいですね。
後は梱包して発送します。