こんばんは、Tomです。今日は昨日と打って変わって最低気温が4℃と寒い朝でした。そして日中は午前中は良いお天気でしたが、午後は曇り空になり、だんだん寒くなりました。明日は雨になる予定です。
さて、今日の記事は修理の話ではありませんが、先日ディップメーターの修理を依頼されたときに、チューナーユニットからバリコンを取り出してほしいという依頼がありましたので、その話です。
1.チューナーユニット
これが大型のバリコンが入っているチューナーユニットです。
依頼された方は、ここからバリコンだけを取り出し、このバリコンとワイヤーでループアンテナを作るのだそうです。
それにしてもこのユニットの基板は、シールドのシャーシーに数点しっかりと半田付けがされていますね。
2.シャーシーから基板を取り出す
まずはシャーシに半田付けされている半田を除去し、シャーシーから基板を取り出します。
最初はソルダプルトで半田を吸い取りましたが、それだけでは吸い取れません。シャーシーの熱容量が大きいため、すぐに半田が冷えて、基板がシャーシーにくっついてしまいます。
そこで、最初ある程度半田を吸い取った後、また、半田を温め、ドライバーを差し込んで基板とシールドシャーシーを分離することにしました。
これが功をそうして、無事シャーシーから基板を取り出すことに成功しました。
3.基板からバリコンを取り出す
次に基板からバリコンを取り出します。
1)シールド板からバリコンを分離する
基板の中にはステンレスの板がバリコンに半田付けされていました。まずはこの半田を除去し、分離させます。
2)基板の半田除去
次に基板に止めてあるバリコンの各所の半田を吸い取ります。
3)取り出し成功
何とかチューナー基板から大型のバリコンを取り出す事に成功しました。
4.梱包と発送
取り出したバリコンを送付されてきた発泡スチロールに挿し、ラッピングしました。
このバリコンは、先日修理したディップメーターと一緒に発送しました。
喜んで頂けたのでとても良かったです。