SONYの80年代コンポのCDプレイヤーの修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今朝は寒かったですね~。最低気温はなんとたったの3℃だったのです。もう、冬ですね。そろそろ霜が降りますね。
さて、今日と明日の2日は『SONYの80年代コンポのCDプレイヤーの修理』の記事をレポートします。
先日、ビジネスフォンの修理の依頼を頂いた方からの依頼です。

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1.動作確認
さて、動作の確認を行います。

1)電源の確認
まずは電源を確認します。電源をON!

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電源はきちんと入り、CDを読み込みに行きます。

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当然、CDが入っていないのでNo Diskの表示が出ます。

2)CDの動作確認
次にCDをセットし、CDを読み込むかどうかの確認を行います。

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CDをうまく読み込めず、No Diskとなります。

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これは、おそらく経年劣化でピックアップが劣化してCDが読み込めない状態と推測します。

2.バラシ
それでは、早速バラシを行います。

1)TOPカバーのバラシ
TOPカバーをバラし、中を見てみましょう!

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メイン基板はとてもシンプルです。何故ならこのCDプレイヤーは、デジタル信号を出すだけなので、アナログ回路は不要なのです。

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2)CDドライブユニットのバラシ
続いてCDドライブユニットを本体からバラします。

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3.ピックアップユニットの調整
1)ピックアップ基板の接点不良の確認
ピックアップユニット基板には3つの半固定抵抗がありますので、まずはこの接点不良を疑います。

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なにせかなりの年数が経っていますので、半固定抵抗の接点不良があっても不思議ではありません。
半固定抵抗にエレクトロニックスプレーを吹きかけてみます。

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2)半固定抵抗の調整をする
次に、半固定抵抗を少しずつずらし、ピックアップ調整を行います。
まずは、大本のポジションをマジックで印を付けます。

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そして、ドライバーで半固定抵抗を少しずつずらして、CDの読み込みを確認しますが、やっぱり駄目ですね。

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4.ピックアップユニットの注文
ピックアップの型番を確認します。
ピックアップは、『KSS-240A』という型番です。

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Amazonで調べてみると、2500円位でユニットが販売されていました。
早速注文しました。
次回は、ピックアップユニットを交換します。