クリスキットの基板を使ったパワーアンプの製作  ―その1―

皆さん、こんにちは、Tomです。今日は休日なのでブログはゆっくりとお昼休みに書いています。外の空気はまだ冷たいですが、お天気なので部屋に居ると日差しはあったかです。

さて、昨日の記事で、無線機の修理は一休みです(ちょっと根気負けしました)。
今日から久しぶりにオーディオアンプの工作をしたいと思います。題材は
『クリスキットパワーアンプ(P-35Ⅱ)の基板を使用したパワーアンプの製作』です。
これは、昨年末に計画していたことで、昨年11月にP-35Ⅱのドライヴ基板のジャンクをヤフオクで2枚:3000円でGETしました。交換部品等も揃えて、正月休みに作ろうかと思ったのですが、タンノイのSuper Red Monitorのを箱を頂いた事から、急に計画が変更となり、今日に至っています。同時に頂いたクリスキットのイコライザ基板を使ったイコライザアンプもつい先日作ったばかりです。

基板と部品たち

シャーシー代わりとなる、昭和35年物のSONYのジャンクパワーアンプ

 今回は、せっかくP-35Ⅱの基板を格安で手に入れたので、目指す音は、当然P-35Ⅱです。P-35Ⅱは、Tomも1台保有しており、とても気に入って使用しています。もし、今回製作するアンプがP-35Ⅱ並に出来上がったら、最後はタンノイのスピーカーをマルチアンプで鳴らしたいと思っております。

1.アンプの部品のバラシ
 目指す音は、クリスキットなので、ジャンクで落としたSONYパワーアンプ(1000円)で使用するのは、ケースと電源スイッチ、そしてヒートシンクくらいです。後はいりませんのでバラバラにします。

 

 1)ドライヴ基板の取り外し
 まずは、ドライヴ基板を取り外します。

 ドライヴ基板のハーネスは、面倒なので思い切ってニッパーでカット。ウーム気持ちいい!

 取り出しました。

 2)PCBブラケットも取り外し

  PCBを止めているブラケットも取り外します。

 3)トランス
 次は、トランスです。このトランスは結構デカいですね。こんな大きいトランスがあるからレイアウトが大変なのかな?
 

 4)ブロックコンデンサ
  要は、ほとんどのものが不要ですので、どんどん行きます。次はブロックコンです。
 当時は、こんなに大きくても、たったの6700μFしかなかったんですね。

 5)整流回路
 整流回路もいりません。

 6)こんなにスッキリしました。
 ヒートシンクを残し、すべてを取り除くと、こんな感じで非常にスッキリしました。

2.シャーシーの清掃
 スッキリしたところで、次はいつもの様にマジックリンで清掃です。
 

3.ヒーシンクはこんな感じ
 せっかくですから、シートシンクも外して清掃しましょう。
 外してみると、実はこのヒートシンク、1個1個独立していたんですね。なんかこうやってみると、芋づる式といった感じ。

 

 電源トランスが、大きすぎて、左右の重量バランスをとるのに真ん中に配置。そのために、ドライブ基板が端っこに、その為、入力ケーブルも長く引っ張る必要があり、そして最もいやらしいのは、ファイナルトランジスタまでのハーネスもこんなに長い。この中に温度補償用のダイオードの線もあるんですから、全く何をしたかったのか?

4.ヒートシンクも取り除きピカピカに
 ヒートシンクを取り除き、そこもマジックリンと歯ブラシでピカピカに!

5.部品を並べてみる
 今度は、これから使用する部品たちを、空になったシャーシーに並べてみます。ウーム、なかなかいいんでないかい?
 ドライヴ基板からファイナルトランジスタまでの距離もそこそこですね。ほとんど最短で結ぶ事が出来ると思います。
 ただ、電源基板はちょっと大きいのでもう少しコンパクトにする必要がありますね。

 こうやって並べてみるだけで、完成した時の音が聞こえる様な気がします。
 楽しみ、楽しみ(^^)Y。