LINNのプリアンプKAIRNの修理 再び ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日も朝から天気が良かったので、今日も半袖ワイシャツとジャケットで出勤でした。でも、午後から天気は急変し、強い風が吹くようになりました。秋は天気の移り変わりが激しいですね。

さて、ワイヤレスマイクの修理が終了したので、今日からまたLINNのKAIRNの修理の記事です。
Tomは、スイッチング電源の修理は得意ではありません。大筋の回路構成や動作原理は理解しているものの、スイッチング電源の肝を押さえていませんし、回路図もありませんので、ちょっと大変です。ましてや今回の症状は、スイッチング電源が発振しないのではなく、+18Vだけ最初正常で、その後、段々電圧が10Vまで降下するという非常に厄介な症状なんです。

1.別のKAIRNを借りてくる。

  1. 18Vだけ電圧が下がるという症状には、まだメイン基板側のレアショートの可能性も無きにしも非ずです。

そこで、先日の日曜日、ブリリアント電源のKAIRNを保有しているお友達のKamaさんからKAIRNをお借りしてきました。
それが、これです!

2.早速バラし

今回は、まずKamaさんのKARINのブリリアント電源を、故障しているKAIRNに載せて+18Vの電圧が降下しないかどうかを確認する交換実験を行います。
それでは、早速バラします。

故障しているものと同じブリリアント電源です。

アンプの底のナットを取り外し、プリリアント電源を取り出します。

取り出しました。

3.交換実験

それでは、次に取り出した電源を故障しているKAIRNに搭載し、二次側の電圧を確認します。

結果、こちらは+24V(GNDの調整がいまいちで写真は+26Vですが)の電圧で、時間が経過しても、電圧が下がることなく維持しています。
もちろん-24Vも+5Vも大丈夫です。

と言うことは、メイン基板は『白』であり、スイッチング電源単体がおかしいという事がはっきりしました。

4.回路図の作成

スイッチング電源がNGであるという事がはっきりしましたので、今度はスイッチング電源の細部を見てゆくことにします。
しかし、回路図がないと結構しんどい。そこで仕方なく、目でパターンを追いかけ、回路図を作成することにします。トホホ・・・。

5.今日の一枚

さて、今日の1枚は、リチャード・スミス・ユニットの『イングルウッド』です。
毎日、一枚ずつ適当にレコードラックに手を突っ込んで引き抜いたのを聴いていますが、今日のは特に当たりです。このレコードを聴くのは久しぶりですが、結構好きなレコードです。
ジャケットもなかなかでしょう!録音もなかなか良いんです。

聴いていたら、なんだか聴きなれたSAXが・・・・これ、ケニー・Gじゃない?と思ってジャケットを確認したら、やっぱりケニー・Gでした。
パーソネルは、リチャード・スミス(G)、ダンシーゲル(Key)、ケニー・G(Sax)、他でした。うーん懐かしい!

これ、CDほしいなぁ〜と思って、アマゾンで探したら、なんと1000円ではないですか、久しぶりのCD購入なので、ついでにダンシーゲルのCD(980円)も購入しちゃいました。