ジャンクホーンスコーカをゲット!でも本当にジャンクだったの巻

こんばんは、Tomです。今朝も結構寒かったですね。ほんのうっすらですが、雪も積もっていました。でも、寒さは今日まで、明日から少しずる暖かくなるようです。

さて、Tomは昨年末から3ウェイマルチアンプを構築してきました。手持ちのスピーカーを使ってそこそこの所までは行きましたが、やはりドームスコーカーや、コーンスコーカーでは、サックスがストレートに出てこないのです。いつかはホーンを使用したいと思っていますが、ホーンスコーカーはかなり高価なので手が出ません。今日はジャンクスコーカーで遊んでみました。

f:id:tomtom1ono:20200209205546p:plain

1.ジャンクホーンスコーカーをGET!
先日、ヤフオクONKYOのジャンクホーンスコーカーを2400円でゲットしました。ホーンの試しとしては、いいですね。
それが今日到着しました。

f:id:tomtom1ono:20200209205525p:plain

f:id:tomtom1ono:20200209205606p:plain

外観はそこそこ綺麗ですね。
でも、2個のうち1つは、スピーカー端子からリードが出ていません。

<正常>
f:id:tomtom1ono:20200209205810p:plain
<異常>
f:id:tomtom1ono:20200209205849p:plain

そして、線が引きちぎれないように、ビニールテープでスピーカーケーブルが固定されています。

f:id:tomtom1ono:20200209205949p:plain

そうか、これがジャンクという事なんですね。

2.1つのホーンに端子を取り付ける
それでは、ジャンクっぽいホーンにバナナ端子を半田付けします。
まずは、導通チェックを行います。
OKです。ドライバーは死んでないようですね。
助かった~。死んでたらただの鉄くずですからね。

f:id:tomtom1ono:20200209210309p:plain

細いリードにケーブル半田付けします。

f:id:tomtom1ono:20200209210532p:plain

そして、最後にビニールテープで固定します。
いっちょ上がり~!

3.でも、本当のジャンクはこれからだった
今度は正常品です。

1)導通チェック・・・・あれ?
後は正常品にスピーカーケーブルをつければ終了です。
でも、一応導通チェックしますね。

f:id:tomtom1ono:20200209210909p:plain

ところが、こっちのドライバーは導通がありませn。あれれ~っ、こっちのほうがジャンク品でした。
やられた~。

2)ユニットのバラシ
ホーンのスピーカーユニットなんてばらしたことがないのですが、どうせ壊れているので、試しにばらしてみます。

f:id:tomtom1ono:20200209211202p:plain

f:id:tomtom1ono:20200209211219p:plain

こちらではないですね。裏側をバラします。

f:id:tomtom1ono:20200209211344p:plain

f:id:tomtom1ono:20200209211428p:plain

ダイアフラムが出てきました。

3)ダイアフラムにリードをつける
どうやら、ダイヤフラムのリードが腐食してスピーカー端子に届いていないようです。
そこで、ダイヤフラムに直接リードを半田づけします。先ほどのジャンクも同じ理由でリードをつけたんですね。

f:id:tomtom1ono:20200209211717p:plain

ダイヤフラムのリードを取り出すときに、少しダイヤフラムを傷つけてしまいました。
でも、どっちみちお試しなのでいいでしょう。

f:id:tomtom1ono:20200209211904p:plain

4)導通チェック
導通チェックをしたら、OKですね。

f:id:tomtom1ono:20200209211950p:plain

5)組み立て、端子付け
後は組み立てて、バナナ端子を半田付けします。

f:id:tomtom1ono:20200209212656p:plain

f:id:tomtom1ono:20200209212714p:plain

これで終了。

4.セッティングと調整
1)セッティング
出来上がったホーンスピーカーをセッティングします。

f:id:tomtom1ono:20200209213142p:plain

2)デジタルチャンデバで調整
ホーンスピーカーになったので、デジタルチャンデバで再調整を行います。
f:id:tomtom1ono:20200209213302p:plain

① クロスオーバーとゲインの調整
クロスオーバー周波数の設定とゲインの調整を行います。
やはりホーンになりミドルレンジの音量が高くなりましたので、ゲインを下げないとバランスが取れません。

f:id:tomtom1ono:20200209213712p:plain

② パラメトリックイコライザの調整
各レンジをパラメトリックイコライザで調整します。

f:id:tomtom1ono:20200209213827p:plain

③ ポジションと位相の調整
各ユニットの位置と位相も調整します。ホーンはかなり後ろにドライバーがあるので、きちんと調整をします。

f:id:tomtom1ono:20200209214013p:plain

5.もう、ホーン以外では聴けません。
きちんと調整すると、どうでしょう?

f:id:tomtom1ono:20200209214412p:plain

サックス、ボーカル、ギターの切れ味が鋭い!コーンの詰まった感がありません。
そして、中音の音が綺麗です。ジャンクのホーンスコーカー、且つダイヤフラムを傷つけたのになかなかいい感じです。
まさにTomが予想していた音でした。
もう、コーンスコーカーやドームスコーカーに戻れません。
このジャンクホーンスコーカーでこれだけ良かったら、JBL当たりのホーンならかなり期待できます。
今後が楽しみです!