こんばんは、Tomです。今朝も結構寒かったですね。ほんのうっすらですが、雪も積もっていました。でも、寒さは今日まで、明日から少しずる暖かくなるようです。
さて、Tomは昨年末から3ウェイマルチアンプを構築してきました。手持ちのスピーカーを使ってそこそこの所までは行きましたが、やはりドームスコーカーや、コーンスコーカーでは、サックスがストレートに出てこないのです。いつかはホーンを使用したいと思っていますが、ホーンスコーカーはかなり高価なので手が出ません。今日はジャンクスコーカーで遊んでみました。
1.ジャンクホーンスコーカーをGET!
先日、ヤフオクでONKYOのジャンクホーンスコーカーを2400円でゲットしました。ホーンの試しとしては、いいですね。
それが今日到着しました。
外観はそこそこ綺麗ですね。
でも、2個のうち1つは、スピーカー端子からリードが出ていません。
<正常>
<異常>
そして、線が引きちぎれないように、ビニールテープでスピーカーケーブルが固定されています。
そうか、これがジャンクという事なんですね。
2.1つのホーンに端子を取り付ける
それでは、ジャンクっぽいホーンにバナナ端子を半田付けします。
まずは、導通チェックを行います。
OKです。ドライバーは死んでないようですね。
助かった~。死んでたらただの鉄くずですからね。
細いリードにケーブル半田付けします。
そして、最後にビニールテープで固定します。
いっちょ上がり~!
3.でも、本当のジャンクはこれからだった
今度は正常品です。
1)導通チェック・・・・あれ?
後は正常品にスピーカーケーブルをつければ終了です。
でも、一応導通チェックしますね。
ところが、こっちのドライバーは導通がありませn。あれれ~っ、こっちのほうがジャンク品でした。
やられた~。
2)ユニットのバラシ
ホーンのスピーカーユニットなんてばらしたことがないのですが、どうせ壊れているので、試しにばらしてみます。
こちらではないですね。裏側をバラします。
ダイアフラムが出てきました。
3)ダイアフラムにリードをつける
どうやら、ダイヤフラムのリードが腐食してスピーカー端子に届いていないようです。
そこで、ダイヤフラムに直接リードを半田づけします。先ほどのジャンクも同じ理由でリードをつけたんですね。
ダイヤフラムのリードを取り出すときに、少しダイヤフラムを傷つけてしまいました。
でも、どっちみちお試しなのでいいでしょう。
4)導通チェック
導通チェックをしたら、OKですね。
5)組み立て、端子付け
後は組み立てて、バナナ端子を半田付けします。
これで終了。
4.セッティングと調整
1)セッティング
出来上がったホーンスピーカーをセッティングします。
2)デジタルチャンデバで調整
ホーンスピーカーになったので、デジタルチャンデバで再調整を行います。
① クロスオーバーとゲインの調整
クロスオーバー周波数の設定とゲインの調整を行います。
やはりホーンになりミドルレンジの音量が高くなりましたので、ゲインを下げないとバランスが取れません。
② パラメトリックイコライザの調整
各レンジをパラメトリックイコライザで調整します。
③ ポジションと位相の調整
各ユニットの位置と位相も調整します。ホーンはかなり後ろにドライバーがあるので、きちんと調整をします。
5.もう、ホーン以外では聴けません。
きちんと調整すると、どうでしょう?
サックス、ボーカル、ギターの切れ味が鋭い!コーンの詰まった感がありません。
そして、中音の音が綺麗です。ジャンクのホーンスコーカー、且つダイヤフラムを傷つけたのになかなかいい感じです。
まさにTomが予想していた音でした。
もう、コーンスコーカーやドームスコーカーに戻れません。
このジャンクホーンスコーカーでこれだけ良かったら、JBL当たりのホーンならかなり期待できます。
今後が楽しみです!