こんばんは、Tomです。昨日までは比較的暖かかったのですが、今日から急激に寒さが戻りました。寒の戻りですね。明日の朝も寒い様ですね。
さて、今日の話題は先週末に実施した無線機のアンテナを回転させるローテーターのコントローラの修理の記事です。
1.ローテータコントローラ
これがTomが修理の依頼を受けた無線のアンテナを回転させるローテータのコントローラです。
このコントローラの持ち主は、Tomの会社の先輩であり、長年のお友達のSaiさんです。先日の強い地震で落下した後、ウンともスンとも言わなくなったので、ちょっと見てほしいと依頼がありました。
2.動作確認
さて、どのような状態なのか確認します。
電源ON!
やはり、電源をいれても何の反応もないですね。
3.ヒューズ確認
まずは、ヒューズを確認します。
1)外観の確認
ヒューズを取り出し外観を確認しましたが、切れていない感じです。
2)テスターで確認
テスターで確認しましたが、ヒューズは切れていませんでした。
4.バラシ
それではバラシを開始します。
1)コネクターのバラシ
このコネクタを抜いた時、下のコネクタも同時に抜けました。もしかするとこれが原因かもしれません。
2)基板のブラケットのバラシ
基板のブラケットには、ブリッジとトランジスタらしきものが付いていました。
3)フロントパネルのバラシ
5.電源スイッチの動作確認
電源スイッチの動作を確認します。
大丈夫でした。
6.電源基板のヒューズの確認
コントロール基板の下に電源基板があり、そこにもヒューズがありました。
このヒューズの導通も確認します。
大丈夫です。
7.コントロール基板のバラシ
それでは、コントロールパネルパネル基板をばらします。
基板の表はシンプルです。
でも、裏側にはチップ部品がきちんとついています。
8.コントロール基板の動作を確認する
それではコントロール基板の電源や信号を確認します。
1)GNDパターンを見つける。
まずは、オシロで信号見るためにGNDパターンを見つけます。この基板のGNDパターンは難しいです。
ここにGND線を半田付けします。
2)電源の確認
三端子レギュレータを確認します。
大丈夫ですね。
3)クロックの確認
ICのクロックも確認してみます。
どうやら大丈夫の様です。
となるともしかすると、先ほどのコネクタが、地震の落下で外れた可能性があります。
一度組み立て、Saiさんに返却して動作を確認してもらいます。
これなら説明が付きます。
こちらも大丈夫です。