自作真空管プリアンプの電源ケーブル取り付けと仕上げ

こんばんは、Tomです。昨日迄は暖かかったのですが、今日は雨と風が強かったです。それでもそんなには寒くはありませんでした。
さて、今日の夕方、お友達のNanさんから、友達の真空管プリアンプの電源ケーブルのコネクタの取り付けをしてほしいと依頼されました。折角ですので、電源ケーブルを取り付けた後は、全体を綺麗に洗浄し、ピカピカに仕上げました。
今日の記事は、そのプリアンプの電源ケーブルの取り付けと、仕上げの記事です。

1.依頼の真空管プリアンプ
これが依頼があった真空管プリアンプです。

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なんか自作の様です。

2.問題の電源コネクタ
電源コネクタがこれです。

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このコネクタは持ち合わせてはいないので、ネットで調べると、コネクタは見つかりました。

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しかし、スペックを見ると、48V、1Aの様です。

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なので、これは危険なので、電源コードを直結することで了解を得ました。

3.コネクタの加工
直結するといっても、電源ケーブルに対し、コネクタの穴はデカすぎます。
そこで、このコネクタに加工をすることにしました。

1)コネクタの取り出し
まずは加工するためにコネクタを取り出します。

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2)穴あけ
このコネクタにケーブルと同じ太さの穴を開けます。

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まずはコネクタの端っこを切り落とします。

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ボール盤で穴を開けます。

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こんな感じになりました。

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4.電源ケーブルの取り付け
それでは電源ケーブルを取り付けましょう。

1)一本は圧着

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2)別の線は、ヒューズホルダーに半田付け

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3)コネクタとケーブルの間にホットメルトを充填

コネクタとケーブルの間に、ホットメルトを充填しまs。

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4)コネクタの固定

コネクタは、先ほどとは反対側から取り付けます。

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5.接点磨き
折角なので、接点を磨きます。

1)真空管の接点の磨き
真空管を一本ずつ取り出し、真空管の足とソケットをエレクトレットクリーナーで磨きます。

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ついでに真空管の下も掃除します。

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2)ロータリースイッチと可変抵抗の接点の磨き
ロータリースイッチと、可変抵抗の接点を磨きます。

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3)リアコネクタの接点磨き
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6.洗浄
それでは洗浄を行います。

1)フロントパネルの洗浄
まずはフロントパネルの洗浄を行います。

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2)ボリウムのツマミの洗浄
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3)TOPカバーの洗浄
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4)ボトムカバーの洗浄
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7.仕上げ
それでは最後に仕上げをします。

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外観は新品同様にピッカピカになりました。

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最後にエアキャップで梱包して完了です。

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今日の修理は、ケーブルを直結するという内容でしたが、接点の洗浄とカバーの洗浄も行い、外観も中身もピッカピカです。どうぞ大事にお使いください。
ほんの1時間の活動ですが、とても達成感ありです!