電動除雪機を使いやすくメンテナンス!

こんばんは、Tomです。今朝は割と寒くない朝でしたが、その後はだんだん寒くなり、在宅勤務をしているとエアコンを付けないと、手がかじかんでしまう気温まで低下しました。明日から2月です。だんだん寒くなりますね。
さて、今日の記事はこれから寒くなって雪が降る時に使用する電動除雪機をもっと使いやすくするためのメンテナンスの話です。2週間前の3連休に実施した内容をレポートします。

1.Tom家の除雪機
宮城県は東北にしては余り雪が降りません。でも、年に1~2回20cm~30cmの雪が降ります。その時にTom家の駐車場の雪かきを行うには、普通の雪かきツールではちょっとしんどいのです。そこで数年前に電動の除雪機を購入しました。
この商品は『スノーモンスター』という商品で、電動なのでエンジンの除雪機に比べ安く、29,800円です。

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2.除雪機の問題点
この除雪機は電動ですがとてもパワフルです。しかも、エンジンの除雪機の様にエンジンのメンテナンスが必要ありません。
でも、数年使用してみて3つの問題点があります。

1)タイヤに雪がこびり付く
ます、第一番の問題点は、走行タイヤがプラスチックのタイヤで、これに雪がこびりついて、回転しなくなります。

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そこで、途中でハンマーなどでタイヤにこびり付いた雪を取り除かなければなりません。

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2)電源コードがすぐに外れる
問題点2は電源コードのソケットがゆるゆるですぐに外れます。

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これも面倒で、いちいち外れたソケットを取り付ける必要があります。

3)安全スイッチがいちいち面倒
回転スイッチレバーをONする為には、脇の安全スイッチをONしなければなりません。
安全スイッチの意味は理解しますが、このレバーを引くときは回転ローターの場所にはいないので、殆ど意味がありません。
しかも、レバーをONする度に安全スイッチを押下しなければならず、とても面倒です。

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3.タイヤのバラシ
早速タイヤをバラします。

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タイヤは簡単にバラせました。

4.回転レバーと安全スイッチのバラシ
次に、回転レバーと安全スイッチのユニットをばらします。

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こちらも割と簡単にバラせました。

5.タイヤにゴムを接着
このタイヤは自走するわけではないので、単に回転してくれれば良いのですが、タイヤに雪がこびりつく事でタイヤが回転しなくなり、除雪機を押すのがしんどくなります。
雪がこびりつく原因は、プラスチックだから?それともギザギザしているからか?といろいろ考えましたが、通常ゴムのタイヤは、余り雪がこびりつかないので、このタイヤにツルツルのゴムチューブを貼り付けてみたいと思いました。

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1)ゴムチューブ切断
自転車のゴムチューブがありましたので、これをハサミで切り込みます。

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2)ボンドで接着
そして、このゴムにボンドを塗布し、タイヤに接着します。

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3)マスキングテープで固定
マスキングテープで固定します。

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4)脇をタイヤに接着
はみ出したチューブを切断し、タイヤに接着します。

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6.安全スイッチをキャンセルさせる
次にばらした安全スイッチのユニットの構造を理解し、安全スイッチをキャンセルさせる改造を行います。

1)安全スイッチの構造の理解
安全スイッチは、メカ的なもので、スイッチを押下する事でストッパーを浮かせ、レバーを回転させることが出来るような構造でした。

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2)改造
安全スイッチをキャンセルさせるためには、ストッパーを浮かせばよいので、ワッシャーを3枚入れストッパーを浮かせることにしました。

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そしてワッシャーを固定するために、ボリュームのツマミを接着剤で固定しました。

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3)動作確認
接着剤が硬化したら、動作を確認します。

ワッシャーのお陰でストッパーが浮きキャンセルされることを確認しました。

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7.タイヤの組付け
ゴムチューブを取り付けたタイヤを組付けます。

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マスキングテープは、接着剤が完全に硬化したら、取り外します。

8.回転レバースイッチユニットの組付け
改造した回転レバースイッチユニットを本体に取り付けます。

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9.電源ソケットの固定
最後に電源ソケットのケーブルを結束バンドで固定し、ソケットが外れないようにしました。

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これでソケットは簡単に外れなくなります。シーズン中はこのままにします。

この3つの改造をすることにより、電動除雪機の問題点は解消されました。
2月、3月は寒くなり多めの雪が降りますので、これからの雪の季節にこの改造除雪機が大活躍しそうです。
除雪が楽しみですね。