こんばんは、Tomです。今日の天気は昨日とは打って変わって、雪が降ったり止んだりの目まぐるしい日でした。おまけに風も強く、急に冬になった感じでした。
さて、今日の話も『LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン12』で今日はその9となります。
昨日のサイリスタの後に、ついにサイリスタのコントローラが到着しましたので、そのコントローラーを装着して動作を確認します。KAIRNのスイッチング電源が復活すると良いですね。
1.届いたスイッチングコントローラ
これが、週末に届いたサイリスタと対になっているスイッチングコントローラです。
2.コントローラの取り外し
ICの取り外しは、ニッパーで足を切るのが一番早道です。
3.ICソケットを装着する
8PのコントローラICを装着しますが、その前にICソケットを基板に半田付けします。でも、丁度8PinのICソケットが品切れですので、16PinのICソケットを切断して使用します。
4.コントローラICを装着する。
ICソケットを半田付けしたので、そこにコントローラICを装着します。
5.動作確認
さあ動作確認を行います。
回路図を見るとスイッチング電源のアウトプット電圧は、±24V、そして+10Vです。
オシロスコープで電圧を確認します。
1)+24V+24V の出力は、なんと40V以上あります。
2)-24V-24Vの出力は、-40Vです。
3)+10V
+10Vの出力は、+20Vです。
今回はちゃんとDCの出力が確認出来ましたが、全て2倍の電圧でした。
何故2倍の電圧なのか・・・・ちょっとわかりません。
このままメイン基板に電源を装着出来ませんので原因を探ります。
なかなか一筋縄では行かないですね。