ONKYO CD/MD チューナアンプFR-435の修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日は今シーズン一番の寒さでした。最低気温は4℃、最高気温は13℃という寒い一日でした。在宅勤務もだんだん厳しい季節になってきましたね。
さて、今日の記事は修理ライフの記事で、『ONKYO CD/MD チューナアンプFR-435の修理』ーその1ーです。
先日、YAMAHAカセットデッキ K-1dを修理した方から新しい修理依頼がありました。
さて今回の故障の内容はどの様な状況でしょうか?

1.ONKYO FR-435
これが、修理依頼を頂きましたONKYOのCD/MDチューナアンプ FR-435です。
まあCD/MDレシーバーというものですね。ミニコンポに進化する前の世代の物でしょう。

2.動作確認
さあ、動作確認します。

1)CDの動作確認
まずはCDの動作を確認します。

きちんとCDを読み込むみたいです。

ヘッドフォンで聴きましたが、問題なく音声が聞き取れます。

2)MDの動作確認
Tomは、もうMDのメディアを捨ててしまって、全くないと思っていましたが、娘のMDが残っていました。
これを入れてみます。

こちらもきちんと読み込みました。

3.さらなる動作確認
きちんと動作をするので、依頼された方にお聞きした所、不具合箇所は下記の2つだそうです。
 
 ① 片方の音声が低い
 ② チューナーの周波数がずれている

そこで、今回は①の片方の音声が低いという不具合を見てみます。

1)不具合確認の前準備
まず、不具合の確認の為の前準備を行います。
きちんと信号の大きさが判るように、CDから1KHzのサイン波形の信号を出す必要がありますがTomはオーディオチェックCDを保有していません。そこで、ネットから1KHzのwavファイルをダウンロードし、CDーRに書き込みました。

2)LINE OUTの信号の確認
まずはLINE OUTにオシロスコープを接続し、LRの信号を確認します。

見た感じでは、殆ど同じ電圧ですね。

本当に電圧が一緒なのか、さらに入力の感度を上げ、2つの信号を重ね合わせしてみます。

結果、LINE OUTの信号はLRともに同じであることが判りました。

3)SP OUTの信号を確認する
次にスピーカーを接続して、同じ音量かどうかを確認してみます。
先日製作した修理用のハーネスが役に立つ日が来ましたね。

早速、ジャンクスピーカーを接続してみます。

聴いた感じでは、左右の差はありませんね。
そこで、今度はSP OUTにオシロスコープを接続して信号の大きさを確認します。

信号を重ねてみると、確かに若干電圧が異なりますが、気になるレベルではないと思いますね~。

今回は、左右の音声の差を確認しましたが、SP出力で若干の差が認められましたが、
それほど気になる感じではありません。
一応、依頼者に確認してみますね。
次回は、チューナーの周波数のズレに関して動作確認します。
お楽しみに!




LINE OUTの出力を確認する