レコードクリーニングの最高峰『サンダーブラシ』の製作 ーその2:製作、動作確認編ー

こんばんは、Tomです。昨日の夏の様な天気でしたが、今日は一転、昨日より10℃気温が下がり、午後には冷たい雨になりました。しかし、明日から1週間お天気が続くので、雨後の筍はニョキニョキ出てくると思います。いよいよ始まりますね。
さて、今日の記事は、レコードクリーニング用『サンダーブラシ』の製作で、今日はその2です。
昨日は製作前の準備を行いましたので、今回はいよいよ製作に取り掛かり、最後に動作の確認を行います。さて、サンダーブラシの効果はどんな感じなのでしょうか?楽しみです。

1.ブラシユニットの切断
まずは、サンダーのベース板にブラシユニットがちょうど収まるサイズにブラシユニットの幅を成形します。

1)サンダーベース板の幅確認

2)ブラシユニットの幅をけがく

ケガキの線だけでは非常に見にくいのでマスキングテープで境がハッキリ見える様にします。

3)両端をグラインダーで切断

4)確認
両端を切断したブラシユニット2つをサンダーのベース板に並べてみます。

なかなかイイ感じです。
ブラシユニットはこれで良いでしょう。

2.サンダーベース板の加工
サンダーのベース板の橋が傷んでいますし、ちょっと長いので今度はサンダーのベース板を長手方向を切断して最適な長さに加工します。

ブラシユニットを載せてみます。

3.面取り
グラインダーでサンダーのベース板とブラシユニットの切断面を面取りします。

4.サンダーのベース板の研磨
最後にサンダーのベース板の面の接着性を良くする為、耐水ペーパーで研磨ます。

5.サンダーのベース板組付け

6.サンダーにブラシユニット貼り付け
サンダーにブラシユニットを両面テープで貼り付けます。

7.動作確認
さて、動作を確認します。
動作確認なのでレコードは、古いものを使用します。

OYAGのクリーニング液を塗布します。

いよいよ、サンダーを動作させます。

あれ!ブラシユニットが剥がれてしまいました。
古いレコードで良かったです。

8.修復と動作確認
1)ホットメルトで補強
ブラシユニットが剥がれない様、ホットメルトで固定します。

これで良いでしょう!

2)再度動作確認
それでは再度動作確認を行います。

凄い泡が立ち、汚れが落ちて行きます。手でブラシを擦るのと比較し、満遍なくレコード面を洗浄して行きます。
しかも、楽に、短時間にクリーニング出来ますね。

サンダーブラシでクリーニングが終わったら、ケルヒャーのバキュームクリーナーで汚れた液を吸い取ります。

この工程を2回行い、乾燥させて、音を聴いてみます。

おおーっ!クリーニングは完璧ですね!

OYAGのクリーニング液と、デンターシステマとサンダーで製作したサンダーブラシでのクリーニング、そしてケルヒャーのバキュームクリーナーを使用したレコードクリーニングは、最強ですね。
レコードのスクラッチノイズでご苦労されている方にお勧めです。
これからのレコードライフが楽しみです。