Lenovo NotePC Ideapot 510の修理

こんばんは、Tomです。今日は一日雨の予報でしたが、意外に雨は朝だけで、その後は一日中曇り空でした。でも、明日は本当に雨が降るようです。『雨の日と日曜日は・・・・・』
さて今日は、修理ライフの記事です。本日カミさんが蕎麦打ちでお世話になっているItoさんから電話があり、PCを修理してほしいとの事でした。Itoさんには、日ごろお世話になっておりますので、PCの修理をお受けしました。PCを落としてしまい、カバー浮いているとの事でした。うまく修理できるでしょうか?

1.修理依頼のPC
これが修理依頼を受けたLenovoのNotePC IdeaPad 510です。

このPCを落としてしまい、ヒンジの所のカバーが浮いてくるそうです。

確かに浮いていますね。

何か見ていると、浮いているというよりは、LCDディスプレイの根元のヒンジが請わrているような気が来ます。

2.バラシ
それでは早速ばらします。

1)光学ドライブのバラシ

2)HDDのバラシ

3)メモリ交換窓のバラシ
次にメモリなどの増設部のカバーをばらします。

4) ボトムカバーのバラシ
ボトムカバーをばらします。

ボトムカバーのビスを全て取り外し、キーボードユニットをばらします。

ハーネスをばらします。

ここ迄やっても、キーボードがはずれません。もう外すビスは無いのですが・・・・・。

注意深くボトムカバーを見てみました。
すると、シールが貼ってある固定ビスの箇所を発見!

キーボードユニットがはずれました。

3.LCDディスプレイの根元を確認
ここ迄ばらすとLCDディスプレイの根元の固定部が観察できます。

やはり、予想通りディスプレイのの根元のナットを固定するプラスチックが壊れていますね。

4.メインボードをばらす
これから加工するうえでメインボードとディスプレイユニットは邪魔になるのでばらします。

1)メインボードのハーネスの取り外し

2)メインボードの固定ビスを外す

3)メインボードを取り出す

5.ディスプレイの根元の固定部を加工する
ディスプレイのブラケットを固定する部分のナットがカバーから取れていました。

流石にこのナットを接着剤で固定する事は難しいと思います。
そこで、このディスプレイの根元のブラケットとボトムカバーを友占めして、固定します。

1)Φ3.5mmドリルで穴を開けます。
ここにM3のビスとナットでブラケットを固定するための穴を開けます。

2)M3のビスとナットで、ブラケットをボトムカバーに固定する

無事左右のディスプレイのブラケットを固定出来ました。

6.組付け
それでは組付けます。

1)メインボードの組付け

2)メインボードのハーネスの組付け

3)キーボードハーネスの組付け

4)HDDの組付け

5)バッテリーハーネスを接続
最後にバッテリーハーネスを接続します。

7.動作確認
ボトムカバーのビスを固定する前に、動作を確認します。
無事Windowsが立ち上がりました。

そして、キーボードなどもきちんと動作する事を確認しました。

8.ボトムカバーの組付け
最後にボトムカバーとキーボードを組付けします。

9.突き出したビスとナットのカバーリング
ボトムカバーに突き出したビスとナットをウレタン部材でカバーします。
まずは、ウレタン部材を突き出たビスとナットに押し付け、印を付けます。

印が付いた場所をドリルで穴あけします。

その部材を、接着剤で固定します。
これで、修理は完了です。
喜んで頂ければ嬉しいです。