JBL フルレンジスピーカー『LE-8T』のリコーン ーその1ー

こんばんは、Tomです。本日の天気は、ほぼ一日中雨でした。ホントに久しぶりの本格的な雨でした。おそらく台風の影響なんでしょうね。でも、畑の野菜や花壇の花たちには久しぶりのお湿りでしたね。
さて、今日は久しぶりにオーディオライフの記事です。Tomは、今年ついに5ウェイマルチアンプシステムを構築し、パワーアンプもクラウンの中古品で、音質も改善しました。そこで、今度は、夏休みの間にJBLのフルレンジスピーカ LE-8Tのジャンク品をリコーン(コーン紙を貼りかえ)し、システムに組み込みを行う計画でした。今日はその第一回目で、LE-8Tのコーン紙の除去とフレームの接着剤の除去を行います。

1.ジャンクで購入したボロボロのLE-8T
これがヤフオクで落札した、ボロボロのLE-8Tです。

エッジは、全くなく、コーン紙も破れ、センターキャップも片方凹んでいます。コーン紙がきちんとしていれば、エッジの貼り替えだけすればよいのですが、この状態だとリコーンしかないですね。

2.リコーンキット
これが、購入したLE-8Tのリコーンキットです。

1)コーン+エッジ

2)ボイスコイル

3)スパイダー

4)センターキャップ

5)リコーン マニュアル

3.バラシ
それでは、ボロボロのコーン紙をばらします。

1)リード線カット

2)スパイダーのカット

3)振動板全体の取り外し
これで真っすぐ引き抜けば振動板全体を簡単に取り出すことが出来ます。

4)ボイスコイルのギャップをマスキング
これから、エッジとスパイダの残りと接着剤を除去するわけですが、そのカスがボイスコイルのギャップに入り込まないように、マスキングします。

4.ガスケットの除去
ガスケットを取り外します。

1)ガスケットとフレームの間のエッジのカスを除去
まずはガスケットを取り外すために、ガスケットとフレームの間のエッジのカスと接着剤を除去します。
ガスケットとフレームの間にパーツクリーナーを吹き付けます。

2)カッターの刃を入れる。

3)カッターの背でエッジのカスと接着剤をえぐり出す

4)ガスケットを取り出す

5.スパイダーの残りの除去
スパイダを切断した残りを除去します。

1)パーツクリーナ塗布

2)カッターで剥離

6.ガスケットの接着剤除去
取り出したガスケットの接着剤を除去します。

1)ペイント薄め液に浸す

2)接着剤を除去

7.フレームに残った接着剤を除去
最後にフレームに残った接着剤を除去します。

1)接着剤を軟化させる
ガスケットの接着剤を柔らかくするために、溶剤に1時間浸します。

2)接着剤除去
接着剤が柔らかくなったら、スクレーパーで接着剤を除去します。

3)磨き
最後に120番のサンドペーパでフレームを磨きます。

4)完了

後はフレームの固定部のさびの除去ですね。

これでリコーンの一番大変な作業が終了しました。
専用の接着剤を購入するのを忘れたので、本日注文しました。
それが届くまでにフレームのさびを何とかします。