BOSE 802Ⅱ用のシステムコントローラジャンク品のその後

こんばんは、Tomです。今日の天気は朝から雨でした、しかも、割と強い雨です。この雨は午後3時まで降っていて、とても寒い日となりました。昨日からの気温の落差が大きいですね。
さて、今日の話題は修理の記事に戻ります。先日落札した『BOSE 802Ⅱ用のシステムコントローラのジャンク品』のその後です。今回は、2つのシステムコントローラの動作確認を行い、とても状態の悪い方をメンテナンスします。

1.ジャンクシステムコントローラBの動作確認
ジャンクシステムコントローラBの動作を確認します。

1)動作確認用のケーブル
システムコントローラの入出力コネクタはRCAではなく、フォーンコネクタとXLRだけですので、PAで用意していたケーブルを使用します。

2)電源の動作確認
 まずは電源の動作確認を行います。

電源は大丈夫ですね。

3)モード切替
このシステムコントローラは、モードが3モードあります。でもモード切替スイッチがありません。Tomが想像するに、おそらくフォーンジャックにコネクタが入った場所で、自動的にモードが変化すると思いました。

① フルレンジモード
 まずは出力のフォーンコネクタをフルレンジの場所に挿入してみます。これはデフォルトですね。

② 2ウェイモード
出力コネクタを2ウェイモードに挿入します。

するときちんとモードが変わりますね。OKです。

4)音声の確認
それでは実際に入出力のケーブルを接続し、動作の確認を行います。

再生音を確認するのは最小限のシステムであるCDラジカセです。

音声の動作確認結果、全然問題なしです。これで、1台は確保しました。

2.ジャンクシステムコントローラAの確認
続いて、とても程度の悪いシステムコントローラAの動作を確認します。

1)電源確認

電源はOKです。

2)音声確認
続いて音声を確認します。

なんと、音声もOKでした。

3.程度の悪いB機のフォーンコネクタのメンテナンス
程度の悪いB機を確認したら、なんと動作します。そこで、B機のメンテナンスを行います。

1)ケースのバラシ
まずはケースをバラします。

2)RCAコネクタへの可能性確認
本当は、入出力コネクタをRCAに交換したかったのですが、基板直付けのXLRの固定部を確認したら、なんとビスナットで止めではなく、リベット止めでした。これではこのリベットを壊さないと基板が取り出せないので、RCAコネクタへの変更は諦めました。

3)ザビだらけ入力フォーンジャックのワッシャーとナットの交換
フォーンジャックは錆びだらけです。

そこで、手持ちのナットとワッシャーに交換します。でも6つあるジャックのうち交換できるのは、3個だけです。

まずは、入力コネクタのネットとワッシャーを交換します。

4)錆びだらけの出力コネクタ(フルレンジ)の交換
続いて出力コネクタの1つを交換します。

でも、もう一個は錆びだらけなので、サンドペーパーで錆を取ります。

4.程度の悪いA機のTopカバーの塗装
続いて、程度の悪A機のTopカバーを塗装します。

1)フロント部のマスキング

2)塗装

ついでに、残った2個のOUTPUTフォーンコネクタのナットとワッシャーも塗装します。

5.組付け
それでは、塗装したナット、ワッシャー、Topカバーを組付けます。

1)ナットとワッシャーの組付け

2)Topカバーのマスキングテープの外し
塗装したTopカバーのマスキングを外します。

3)Topカバーの組付け


これで、程度の悪いA機はかなり綺麗になりました。
次回は、程度の良いB機のメンテナンスです。
お楽しみに!