YAMAHA A-6aを基にした自作プリアンプの宿替え  ―その5―

おはようございます、Tomです。本日は土曜日、朝から雨降りです。でも涼しくていいですね。

さて、アンプの宿替えの記事は、本日で5回目になりました。昨日は、スイッチング電源の配線が終了しました。結構順調に進んでいますね。この分だと、もうすぐ完成です。

1.スイッチング電源の固定
 昨日、スイッチング電源の配線が終わり、±12Vが確認できました。そこで、この電源をシャーシーに固定します。固定は、一番カンタンな結束バンドで実施します。電源はタバコサイズで、非常に軽いため、これで十分です。あっという間に完了です。

2.アンプの電源を確認する
 次に、アンプに供給される電源も確認します。

 1)OPアンプを取り除く
  電源を入れた瞬間OPアンプが吹っ飛んでは困ります。特にこのアンプに搭載しているのは、JRCのフラッグシップOPアンプMUSEs02で一個3500円を2個使用しておりますので、その時の被害は甚大なものとなります。
  そこで、まずはソケットからOPアンプを取り外します。

 2)電源の配線のチェック
  次に、テスターを使って、スイッチング電源の端子と、OPアンプのソケットの電源供給部との導通をチェックします。OKです。

 3)電源の確認
  いよいよオシロを使って、±12Vの電源を確認します。 波形の立ち上がりも見たいのでテスターではなく、オシロスコープを使用します。結果、きちんと電源が出ていることを確認しました。まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが、電源がきちんとしていないとOPアンプを壊すことになりかねないので、ここはきちんと確認します。

2.アンプの動作確認
 電源を確認しましたので、今度は実際にOPアンプを挿入して、プリアンプの動作確認をします。

 1)セレクタVRの洗浄 
  動作を確認する前に、ファンクションのセレクタの接点とMCヘッドアンプのセレクトの接点と、VRの接点をエレクトロニックスプレーを使用して洗浄します。

 

 2)OPアンプの挿入 
 次にOPアンプの挿入ですが、動作を確認するまでは、MUSEs02は挿入しません。代わりに、MUSEsの廉価版であるMUSES8820をセットします。

 3)ライン入力の動作確認 
 さあ、動作の確認です。入力にはCD、出力にはデジタルアンプとジャンクスピーカーを接続し、スイッチON!。徐々にVRを上げると、いつもチェックに使用している、マライアキャリーの歌声が聞こえてきました。成功です。
 その後、AUX、TUNER、TAPE1、TAPE2などセレクタのポジションを変更し、動作を確認。
ライン系はすべてOKですね。

 4)PHONO入力の動作確認
 ライン入力の動作はOKです。これで目的の80%は達しています。今回はおまけでYAMAHAのアンプに搭載されているPHONOアンプとMCヘッドアンプも流用しようと思いますので、今度はPHONO入力に、MCカートリッジを取り付けたいつものプレイヤーを接続し、動作を確認します。

確認結果、右側のチャンネルからは音が出ますが、左はNGです。やはりジャンク品なのでどこかイカレているのでしょう。MCヘッドアンプも片チャンはきちんと動作しているようです。明日は、イコライザアンプを修理します。