ONKYO Integra M-506RS −その9−

こんばんは、Tomです。昨日と違って、今日は朝から良いお天気でした。梅雨の晴れ間かな?それにしても、今日は7月25 日です。通常ですと、東北も梅雨が上がる頃ですが…。

今日と明日は、泊まりの出張ですので、今日と明日の記事は、週末に行った修理の記事をレポートします。
しかし、ブログって便利ですね。写真さえアップしておけば、新幹線や電車の中でも何処でも記事が書けるのですから。
と言うわけで、今日は東京行きの新幹線と夕方の電車の中で書いています。

さて、Onkyoパワーアンプの修理は、-その9-になりました。
既に、中も外もピカピカの状態ですし、きちんと増幅している事も確認しました。
残るは、パワーメーターの修理です。
このメーターは、直接音には関係ないので、配線を切って使用しても構わないのですが、せっかくこんな高そうなメーターが付いているので、きちんと復活させたいと思います。

1.メーターハーネスの切断

先ずは、メーターを保護するために、メーターの配線を切断します。

これで、安心して修理が出来ますね。

2. サービスマニュアルをGETする。
修理に取り掛かる前にサービスマニュアルを探します。このアンプは、年代物なので、おそらく海外のサイトにはサービスマニュアルのpdfがあるはずです。ネットで探すと、期待通り、フリーのサービスマニュアルが有りました。

3. オシロでオフセット調整をしてみる

先ずは、調整をしてみます。
先ほど切断したメーターアンプの出力をオシロでみながら、オフセット調整ボリュームを可変してみます。


ところが、100mVレンジで、ボリュームを可変しても全くレベルが変化しません。

よく考えたら、これは、電流計なので、見えないのですね。

4. メーターを配線して、再度オフセット調整を試みる

そこで、片側だけメーターに配線を行い、メーターを見ながらオフセット調整を行うことにしました。


しかし、オフセット調整ボリュームをいくら回しても、メーターは振り切ったままです。

5. オペアンプの電源を確認する。

よく考えてみると、左右のどちらのメーター も振り切っているので、これは、オペアンプの電源が怪しいです。

回路図をみると、オペアンプの電源は、±22V供給されることになっています。

1)+22Vの電源の確認

それでは、オシロオペアンプの電源を確認してみます。

結果、+22Vは、キチンと供給されているようですね。

2) -22Vの電源の確認

次に、-22Vの電源を確認します。
すると、マイナス電源は、何と0Vでした。

これなら!オペアンプの電源は片電源となり、バランス出来ずに、メーターが振り切れる訳ですね。
後は、-22Vの電源の故障箇所を探せば、直ると思います。
次回は、故障箇所をレポートします。
お楽しみに!