ONKYO Integra M-506RS −その10−

こんばんは、Tomです。今日は出張2日目です。曇り空でしたが夕方からは小雨がパラつきました。
関東の梅雨明けもまだのようですね。

さて、今日も出張なので帰りの新幹線のなかでブログを書いています。
今日の記事は、昨日の続きのOnkyoパワーアンプの記事です。
昨日は、メーターが振り切れる原因は、メーターアンプのオペアンプの-22Vの電源が供給されていないという事まで分かりました。

今日は、何故、-22Vの電源が死んでいるかを調べます。

1. メーター基板の取り出し

電源不良の確認までは、アンプをバラさなくとも良かったのですが、基板の部品を取り出すためには、またフロントパネルなどを殆どバラさなくてはいけません。
とにかく、基板を取り出せるまでバラします。

1) ボトムカバーのバラシ

先ずはメーターアンプ基板から電源基板に接続されているハーネスのを取り外すために、ボトムカバーをバラします。

コネクタを取り外します。

2) メーターアンプ基板の結束バンド取り外し

次にメーターアンプ基板のハーネスを固定している結束バンドを取り外し、基板がどれだけフリーになるかを確認します。ここで基板が修理できるレベル迄フリーにになるのであれば、フロントパネルをばらさなくと良いからです。
しかし、結果はNGでした。

3) フロントパネルのバラシ

さあ、またフロントパネルのバラシです。せっかく綺麗にして組み立てたのにね。
まあ、仕方がないか。

これで、パワーメーターアンプ基板をフリーに出来ました。

2.トランジスタを取り出し、生死の確認

先ずは回路図を見ます。安定化電源としてドライヴをしているトランジスタの生死を確認します。

これが、-22Vをドライヴしているトランジスタです。しかし、この程度でTO220のトランジスタを使用するとは?
ちょと意外です。

テスターを使用し、取り出したトランジスタの生死を確認します。

確認結果、トランジスタは、白のようです。

3.ツェナーダイオードの生死の確認

トランジスタは白でした。という事は次に疑うものは、22Vのツェナーダイオードです。
回路図のここにあります。

取り出しました。

テスターを使用しツェナーダイオードの生死を確認します。

すると、どちらでも導通します。(4Ω位)
やりました!このツェナーダイオードが原因だったようですね。
早速ネットで注文します。
1本20円の様ですので5本発注しました。
これで直ると良いですね。
これでもし直ったら、最後はメイン基板の電解コンデンサの交換と、再半田をして、基板をリフレッシュしたいと思います。