TDA-7293を使って本格的なアンプを作ろう!-その4-

こんばんは、Tom です。今日はとても天気のいい中、今週2回目の神奈川出張でした。今日の天気はすこぶる良かったのですが、外気温は寒かったですね。

さて、今日も出張の行きかえりの新幹線の中で、週末に行った活動のブログを書いています。
今週は、TDA-7293を使って本格的なアンプを作ろう!の記事を連載していますが、今回はその4になります。今日の記事は、昨日に引き続き、電源周りの製作の記事です。それでは、お楽しみ下さい。

1.スイッチング電源をサポートする大容量電解コンデンサ
さて、Tomが最近アンプつくりに使用しているのは、もっぱらスイッチング電源です。理由は3つあります。

① 部品が安い。
② 軽い
③ 音が良い

しかし、スイッチング電源は、スイッチングノイズや大電流が流れた時応答性の問題も有ります。
そこで、それをカバーする為の大容量のコンデンサと、ノイズフィルターをスイッチング電源の後に取り付けます。
まずは、電解コンデンサですが、これば秋月でちょっと前まで販売していた3300μのコンデンサです。
これは、このコンデンサ3個でたったの100円と言う格安なものでした。現在は販売していませんので、以前製作したものを再利用します。

2.フィルターの部品
それに、以前余分に購入していた、コイルと手持ちの電解コンデンサでフィルターを作ります。
Tomの部屋はまるでパーツ屋さんのように、部品があるので、こんな時助かりますね。

3. 不要部品の除去
それでは製作に取り掛かりますが、先ずは、不要な部品の除去を行います。

1)不要なハーネスの除去
以前使用した時の不要なハーネスの除去を行います。


これで、基板の裏はすっきりしました。

2) ブリッジの除去
次は、ダイオードブリッジの除去です。
以前は、トランスの電源の平滑回路に使用していましたので、ブリッジがついています。
これを除去します。

これでフィルターのスペースが確保出来ました。

4, フィルター回路の追加
スペースが出来ましたので、ここにスイッチングノイズを除去する為のフィルター回路を配置します。
並べてみると、ちょうどピッタリです。

これらを半田付けします。

基板の裏側に0.1μFの積層セラミックコンデンサを取り付けます。

5. 完成!

大容量コンデンサとフィルター回路の基板が完成しました。±それぞれの電源で13200μFあるので、多少は踏ん張りが効くでしょう。

これで電源周りは完成です。
後は、先日製作したものと同じ、タイマーICを使ったディレイ回路を作り全体を配線して行けばOKですね。
なんだかとても簡単です!
どんな音が出るんだろう?楽しみです。