LINN のプリアンプKAIRNの修理 シーズン5ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は昨日とは打って変わって爽やかな秋晴れでした。今週末は、仙台で定禅寺ストリートジャスフェスティバルが開催予定です。今のところ天気は晴れ。楽しみです。

さて、今日も出張ですので、帰りの新幹線でブログを書いています。
今日の記事は昨日に引き続き、日曜日に実施したLINNのプリアンプの修理の記事です。お楽しみに。

1.腐った部品の取り外し

昨日の修理の記事は、アンプをバラしコントロール基板を取り出すことろ迄でしたね。
さあ、今日からいよいよ本題に入ります。
まずは、腐った部品の取り外しです。

1)バックアップ電池の取り外し

まずは、故障の原因となった、バックアップ電池の取り外しです。面倒なのでニッパーで電池の三本の足を切ります。

2)電解コンデンサの取り外し

次に電解コンデンサを取り外します、取り外す理由は、この後基板を紙やすりで磨くので、出来るだけ背の高い部品は取りはすしたいからです。それから、このコンデンサは、古いので新しいのに交換したいからです。

これは、基板の裏側のコンデンサの足にたっぷり半田を載せて、表側からコンデンサを引っ張ります。

最後に、バックアップ電池の足とコンデンサの半田を吸い取ります。

3.基板を観察する
大きな部品が無くなり、チップ部品だけとなりましたので、基板を観察します。

この電池の液漏れのおかげで基板はボロボロです。

この場所は、本来チップコンデンサがあったっ所ですが、パターンが腐食し、部品もなくなっていました。パターも切れているようですね。どうやらこれが原因かも?

4.基板を磨く

サンドペーパー(#800の水ペーパー)を使用して、基板の腐食部分を磨きます。

5.故障箇所を分析

基板がきれいになりました。
目視で故障箇所を分析しましょう!

まずは、ここですね。やはり既にパターンは溶けています。もちろんチップコンデンサもなくなっています。この縦のラインが確か電源ラインなので、これが切れたら終わりですね。
電源のLEDは、このパターンの前にありますので、かろうじて光っていたわけです。

そしてもう一箇所ありました。
スルーホールのランド部分が溶けてなくなっています。
このラインは基板の裏側に続きますが、これでは裏側に信号がたどり着きません。
これも修理対象ですね。

ほかにも、チップ抵抗やコンデンサが腐食している事もありましたが、まずは、この2箇所修理して様子を見たいと思います。

この続きは、明日からの活動になります。お楽しみに!