LINNのプリアンプKAIRNの修理 シーズン5−その3−

こんばんは、Tomです。昨日は、清々しい秋晴れでしたが、今日は朝から雨。しかも天気予報では秋雨前線が・・・・。結局、今年は梅雨が晴れずに終わったのですね。

さて、今日の記事もKAIRNの修理です。
今日、夕ご飯を食べてから小一時間活動しました。
さて、今日はどんな展開が待っているのでしょうか?

1.導通チェック

さて、昨日の記事では、基板に紙やすりをかけて、腐食部分を綺麗に削りました。
昨日の時点では2か所パターン切れを発見しました。
そこで、まずはテスターを使ってパターンの切れをチェックします。

全てはチェックできませんが、2か所以外は大丈夫なようです。

2.パターン切れの修復 その1
いよいよ修理になります。
まずは、パターン切れの箇所をジャンパー線で修復します。

ランドが切れているところに、抵抗の足を切って裏側の箇所を調べます。

どうやら裏側はここですね。

そして、ジャンパー線をはんだ付けします。

これで修復しました。

3.チップコンデンサとパターンの修復
次は、もう一か所、チップコンデンサが剥がれたところに新しいコンデンサを取り付け、且つパターンの修復です。

これには、積層セラミックコンデンサを使用します。

コンデンサを半田付けします。

これでパターン切れの修復と、コンデンサの取り付けが完了です。

導通をチェックします。

4.電解コンデンサの取り付け
最後に、電解コンデンサをはんだ付けします。

電解コンデンサは22μFです。

これをはんだ付けします。

電解コンデンサの半田付けが終了しました。

6.基板の洗浄

最後に、基板をパーツクリーナと歯ブラシで洗浄します。

これで一応修理は完了です。

7.動作確認
早速、動作確認を行います。
一応、修理すべきところは修理したので、おそらく大丈夫だと思いますが、なんとなく不安です。まあダメもとで電源ON!

あれ?
やっぱり駄目ですね〜。電源のLEDは点灯しますが、7セグLEDは発光しません。
これから、本格的な修理が始まりますね。
楽しみです。