おはようございます、Tomです。今週は本当に天気に恵まれていますね。いよいよ週末ですが、今日も雨が降らないので助かります。
さて、LINNのプリアンプKAIRNの修理は、昨日の記事で一応直りました。めでたし、メデタシ。その後2晩エージングを行いました。結果、何事もなく動作しています。
1.スイッチング電源の出力確認
裸で動作していますが、スイッチング電源がそれなりに熱を持ちますね。
この電源は密閉されているので、熱の逃げ場がなく、その熱で電解コンデンサがやられてしまう不具合があるので、一応スイッチング電源の出力を確認します。
三端子レギュレータの入力端子をそれぞれ確認します。
1)+5Vの三端子レギュレータ入力電圧(5V/div)
2)+15Vの三端子レギュレータ入力電圧(10V/div)
3)−15Vの三端子レギュレータ入力電圧(10V/div)
電圧は十分のようですし、電圧波形に乱れはありませんね。
2.スイッチング電源の電解コンデンサの交換(バラシ編)
一応動作はしておりますが、今後20年間使い続けるために、スイッチング電源の電解コンデンサを交換します。
今日は時間がないので、スイッチング電源のバラシまでとします。
電源が取り出せました。
3)ケースのバラシ
続いてケースから電源を取り出します。
まずは、三本のタッピングネジを外します。
続いて、ハーネスのゴムブッシュを引き出します。電源の修理で、これが一番大変ですね。
内臓が出てきました。
こんなに狭いところに、部品が向かい合ってついています。これじゃーね。TomのKAIRNの電源はスイッチングですが、全然形が異なり、放熱の穴も開いています。
3.基板のバラシ
そして、いよいよ、この2枚の電源基板をばらします。
ばらす前にケースとの位置関係をフェルトペンで印を付けておきます。
そして、プラスチックビスを取り外します。
基板が二つに分かれました。
今度は、下側の基板のベース板を取り外します。これはスタッドを外せばOKです。
これで、2枚の基板はフリーになり、電解コンデンサを交換する準備が整いました。
次回は、電解コンデンサの交換です。
お楽しみに〜!
もう、時間がない。それではまた!