2インチウッドホーンスピーカーの製作 -その4-

こんばんは、Tomです。今日の午前中は曇ったり雨が降ったりとパッとしない天気でした。しかし、午後は回復しお天気になりました。これから一週間は晴れが続くようです。
さて、今日は五月の連休の最終日です。Tomは連休の後半、ウッドホーンを製作しています。
そこで、今日の話題も『2インチウッドホーンスピーカーの製作』で今回はーその4ーとなります。レポートは1日~2日遅れでお送りしております。

1.ホーンの1段目の粗削り
さて、上下3枚の集成材で製作するウッドホーンですが、トリマーの長さは1枚分の深さしか削れませんので、一枚ずつ粗削りを行います。

1)エクスポーネンシャルホーンの形状をイメージする。
まずは、板を3枚重ね、型紙でエクスポーネンシャルホーンのカーブをイメージします。

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2)トリマーで一枚目の粗削りを行う
それでは、早速一枚目の板の粗削りを行います。

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一枚目の板は、余り深く削る場所がないので割と順調に4枚の板の粗削りが出来ました。

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2.二枚の板を接着
次に粗削りをした板に、2枚目の板を木工ボンドで接着を行います。

1)中心の位置決めをする
板の中心に4mmのドリルの刃を挿し、1枚目と2枚目の板の位置決めを行います。

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2)木工ボンドで接着
木工ボンドで接着します。

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3)クランプで固定 
板どうしを5つのクランプで固定します。
はみ出したボンドは、濡れたタオルで拭き取ります。

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4)半日以上乾燥する
ボンドは半日以上乾燥させると、完全に接着します。

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3.二枚目の板の粗削り
接着には時間がかかりますので、2ユニットの接着をしている間に、1ユニットの2枚目の粗削りを行います。

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4.2枚目の粗削りの完了
上記の作業を繰り返し、4ユニットの2枚目の粗削りが完了しました。

1)2ユニットの粗削り
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2)2ユニット目の完了
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3)4ユニット目の完了と4ユニット目の接着乾燥
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これで2枚目の板の接着と粗削りが終了しました。

5.3枚目の板の接着と粗削り
最後に3枚目の板の接着と粗削りを行います。

1)3枚目の板の接着
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2)ケガキ
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3)粗削り
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4)粗削り
3枚目の板は、削る面積が広いので、約1~2mmずつトリマーで削りますので、けっこ地道な作業の繰り返しです。

これで、1ユニット目の3枚目の板の粗削りが完了しました。

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なかなかいい出来ですね。
この工程をあと3回行います。
次回は、いよいよ、仕上げの研磨です。
お楽しみに!