こんばんは、Tomです。今日は台風10号大陸を抜けて行きましたが、その影響もあって、宮城県は、最高気温35℃と猛暑の日でした。でも、この暑さは本日がピーク。明日から徐々に涼しくなってゆきます。
さて、今日の記事もMICROのレコードプレイヤーの修理の記事ですが、今回がいよいよFINALです。
前回修理は完了したので、今回はピカピカに仕上げます。
1.ターンテーブル全体の仕上げ
1)ターンテーブル上のシールや粘着を取り除く
ターンテーブルの上には、バンドエイドやシールが貼られています。バンドエイドは防塵カバーを締める時の音を和らげるためだと思います。それらを剥がします。
2)ターンテーブル全体を洗浄する
3)アーム関連部品を洗浄する
アーム関連も洗浄します。バランスウェイトもきっちり洗浄し、ピカピカにします。
トーンアームも綺麗になりました。
4)ベルトプリ―の洗浄
ベルトプーリーは、経年劣化でぼこぼこになっています。これも洗浄します。
5)インサイドフォースキャンセラーの動作確認
インサイドフォースキャンセラーがきちんと掛かるかを確認します。
6)接点の洗浄
接点は洗浄した後、エレクトロニックスプレーで接点を磨きます。
7)完了!
これでターンテーブル周りの洗浄と仕上げは完了です。
2.外部電源の仕上げ
続いて外部電源の外観を仕上げます。
1)シールなどの粘着糊を剥がす
パーツクリーナーで粘着物を剥がします。
2)電源BOXの洗浄
マジックリンと歯ブラシで、電源BOX全体を洗浄します。
こんなに綺麗になりました。
3)シールの製作
電源BOXの洗浄で、電源端子にフェルトペンで書かれている番号が消えてしまったので、剥離紙にプリントしたシールを作り、それを貼ることにしました。
3.TOPカバーの洗浄
TOPカバーも洗浄し綺麗にしました。
1)粘着糊を剥がす
TOPカバーにも粘着糊がこびりついていますので、これを剥がします。
2)TOPカバーを洗浄
4.その他
1)ターンテーブルのゴムマットの洗浄
2)TOPカバーのクッション貼り付け
3)電源BOXのクッション足の取り付け
5.最終確認
それでは、最終確認を行います。
1)ターンテーブルはピカピカ
2)電源BOXもピカピカ
3)音声もOKです
4)最後にもともとのカートリッジを取り付けて完了です。
これでMICROのレコードプレイヤーSOLID-5修理は完了です。
改造部分の解析にはちょっと苦労しましたが、何とか切り抜けました。
再ハンダや、電解コンデンサも交換しておりますので、あと10年間は使用可能であると思います。
喜んで頂けると良いなぁ~。