TEAC オープンリールデッキ A-2300S の修理シーズン2 ーFINALー

こんばんは、Tomです。今回の南岸低気圧はあまり雪が降らないという予報でしたが、今朝起きてみると、しっかり雪が積もっていて、しかも雪は午前中いっぱい降り続きました。また冬に逆戻りです。お陰で明日予定されていた今年初めてのゴルフはゴルフ場がクローズとなり、キャンセルになりました。残念です。
さて、今日の話は、『TEAC オープンリールデッキ A-2300S の修理シーズン2』で、今回がいよいよFINALとなります。最後はいつもの様に仕上げを行いますが、今回も50年前のデッキが新品同様の仕上がりになりました。達成感ありです!

1.リアとボトムカバーの塗装
リアとボトムカバーは、黒艶消しに塗装を行います。

1)カバーの洗浄
板金の裏カバーを塗装しますが、その前にバスルームで洗浄します。

2)塗装
カバーを十分に乾燥させたら、塗装です。

2.ウッドカバーの仕上げ
ウッドカバーは、ワックスでピカピカに仕上げます。

3.ヘッドカバーの塗装
ヘッドカバーはマスキングテープを貼り、黒艶消しで塗装します。

4.洗浄
1)フロントアルミパネルの洗浄
フロントのアルミパネルを洗浄します。

2)フロントコントロールパネルの洗浄
続いてコントロールパネルを洗浄します。

3)リアパネルの洗浄

5.組付けと仕上げ
本体の中も外も綺麗になりましたので、いよいよ組付けます。

1)リアアングルの組付け

2)ボトムカバーの組付けと仕上げ
塗装が終了したボトムカバーを組付けます。

組付けたら仕上げます。

3)リアカバーの組付けと仕上げ
続いて塗装が完了したリアカバーを組付けし、仕上げます。

4)フロントパネルの仕上げ

5)ウッドカバーの組付け

6)ヘッドカバーの仕上げと組付け
塗装したヘッドカバーのマスキングテープを剥がします。

毎度のことですが、縁取り部のアルミは錆びているので、サンドペーパーで研磨し、仕上げます。

ヘッドカバーと本体に取り付けます。

6.完成!
TEAC A-2300Sのレストア完了です!
見事に外観も中身も生まれ変わりました。まるで新品同様になりました。

とても半世紀前の機器とは思えないですね。
最後に、Tomが録音したテープを再生して動作確認を行います。

バッチリです!
今回交換した部品は、こんなにあります。電解コンデンサだけでも約60個ありました。

これをきちんと包装して、交換した証とします。



今回の修理も何とか最後までやり遂げました。
まあ、今回は修理というよりは、これから10年使い続ける為のレストアという感じですね。
とても良いデッキですので、末永くお使いください。
依頼されたお友達のFukuさんが喜んで頂ければ幸甚です。
達成感ありです!