こんばんは、Tomです。今日は、午前中は爽やかな日でしたが、午後は台風12号の影響もあり、曇り空そして夜は雨が降り出しました。明日明後日は台風が来ます。
さて、4連休は忙しかったのですがその合間を縫ってIC-275Dの修理をしておりましたが、今日はその続きです。
前回はフロントパネルのバックライトのLED化の改造を行いました。
今日はPTTの動作確認とパワーユニットの後ろから順に攻めて行きます。
1.フロントパネルの組付け
フロントパネルには沢山のハーネスがありますので、どこにどのコネクターを取り付けるのがわけわからん状態です。
そこで、サービスマニュアルの接続図を見てコネクターの位置を確認しながら組付けます。
バックライトは綺麗に光っています。
2.PTTの動作確認
フロントパネルが付きましたので、早速PTTがきちんと動作しているかを確認します。
1)PTTを押下して、パワーの確認
まずは、いきなり出力が出るかを確認してみます。
ダメですね。
PTTスイッチが原因ではありませんでした。
2)PTTの信号の確認
PTTがきちんと動作しているかを確認します。
その為にメインユニットとパワーユニットを切り離してセッティングします。
そして、PTTの信号を確認します。
PTT 押下前
PTT押下
PTTはきちんと動作しています。
3.パワーユニットの確認
さあ、もうどうしようもないので、出力段の一番後ろから順に確認して行きます。
1)最終段の確認
最終段はパワートランジスタ2SC2694です。これの足の配置を確認するために、ばらしてみます。
当然コレクタの電圧は出ません。
ベースの信号を確認しても信号が出ません。
2)パワーモジュールの確認
そこでその前段のパワーモジュールの入出力を確認します。
1番ピン: 入力・・・・0V
2番ピン: 電源・・・・13.8V
3番ピン: バイアス・・・0V(本当は8Vらしい)
4番ピン: 電源・・・・13.8V
5番ピン: 出力・・・・0V
結果、出力がNGの原因は、入力が0VでNG,バイアスも0VでNGであるという結果でした,
次回は、パワー段を引っ張るためのRFユニットの確認を行います。
お楽しみに!