4ウェイマルチアンプの構築 ーFINALー

こんばんは、Tomです。今日の天気は曇り時々晴れという天気でした。しかし、明日から一週間は雨の連続です。いよいよ来ましたね梅雨本番。これでは週末の草刈も出来ないので、梅雨が明けると草ぼうぼうというのを覚悟しなければなりません。今年は草刈が先行していたのにね。残念です。
さて、今日もオーディオライフの記事です。今日は4ウェイマルチアンプの構築のいよいよFINALとなります。昨日の記事で、ハード的には4ウェイシステムは構築できたのですが、スピーカーの位置の調整、クロスオーバー周波数の調整、各レンジの音圧調整、そして、各ユニットのアライメント調整が残っています。今日はそのレポートです。

f:id:tomtom1ono:20210706200946j:plain

1.クロスオーバー周波数の調整
まずは、クロスオーバー周波数の調整を行います。

1)周波数特性の違いの確認
最初は2402と2405の周波数特性を見ます。

①2402の周波数特性
2402は10Khzまでは割ととてもいい音を出してくれますが、12KHzあたりからだらだらと落ちてゆきます。
添付のグラフはネットで見つけた2402Hのグラフですがそれを代用します。(2402の周波数特性は見つけられませんでした。)

f:id:tomtom1ono:20210707192146j:plain

②2405の周波数特性
2405周波数特性は20KHzまでしっかりと伸びています。メーカーとしては22KHzと言っています。
添付のグラフはネット見つけた2405Hのグラフですがそれを代用します。(2405の周波数特性は見つけられませんでした。)

f:id:tomtom1ono:20210707192512j:plain

2.クロスオーバー周波数の決定
2つのツイータの周波数特性からクロスオーバー周波数を決めてゆきます。

1)最初は10Hz前後でクロス
Tomは当初上記の周波数特性から10KHzあたりをクロスオーバー周波数に選びました。
ところが、あまり4ウェイにした良さが感じられませんでした。

① 第1チャンデバ (3ウェイ部分)
f:id:tomtom1ono:20210707193000j:plain

② 第2チャンデバ (スーパーツイーター部分)
f:id:tomtom1ono:20210707193023j:plain

※この写真ではLowの部分も映っていますが、これは後々の5ウェイ部分ですので無視してください。

f:id:tomtom1ono:20210707193930j:plain


2)クロスオーバー周波数は8.6KHzに決定
そこで、先駆者であるお友達のEgaさんにEgaさんのセッティングを聴いてみました。するとEgaさんは、8KHzでクロスしているという事でした。そこでTomも8KHzでクロスさせてみました。
すると、確かにそれぞれのツイーターの良さが出てくるようになりました。
そこで、8KHzを中心に、実際に音を聴きながらDriveRackPA2でクロスオーバー周波数を変化させてみました。DriveRackPA2はこのように音を聴きながら手元のPCで2台のチャンデバのクロスオーバー周波数をコントロール出来るが大変便利です。
現時点の結論は、Tomのシステムでは8.6KHzでクロスする事が最も良いと感じました。

f:id:tomtom1ono:20210707194012j:plain

これでクロスオーバー周波数は、8.6KHzに決定です。
その後、H、HHのそれぞれのレンジの音圧を微妙に調整しました。

3.スピーカーの位置調整とアライメント調整
最後にスピーカーの角度とアライメント調整を行いました。

1)スピーカーの位置調整
この調整を行う前に、一度スピーカーの位置調整は行っていますが、クロスオーバー周波数と音圧の調整後、今度はスピーカーの角度調整をミリ単位で行いました。角度調整は水平方向と高さ方向の角度を調整しました。
(すみません、写真を撮っていませんでした。)

2)スピーカーのアライメント調整
最後にスピーカーのアライメント調整を行います。これまでは3ウェイですでにアライメント調整を行っていますが、4ウェイ構築時に、スピーカーも少し動いている可能性もあるし、2405は初めてですので、それも含めてアライメントディレイの調整を行います。

f:id:tomtom1ono:20210707194812j:plain

これで、4つのスピーカーの出だしの音がピッタリ合いました。
ついに、念願の4ウェイシステムが完成です。
うれしい!

<あとがき>
今回の4ウェイシステムの記事は、本来の4ウェイシステムの話というより、4ウェイシステムの電源切り替えボックスの話がほとんどになりました事、お詫び申し上げます。
でも、手元で4m離れた2台のチャンデバと4台のパワーアンプを安全に順次ON/OFF出来るようになる事は、4ウェイシステムを構築する上ではTomにとってとても重要な事なんです。
そして、不慮の停電でもスピーカーを傷めないコンデンサも重要です。

今後は様々なソースを聴いて、4ウェイシステムのクロスーバー周波数を絞り込みます。
その後は、入力部を固めてゆきますね。
お楽しみに!