LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン11 ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、明け方雨、そしてその後は曇り空でした。後は会社の中にいたので余りよくわかりませんでしたが、また小雨が降ったようです。
さて、今日の記事は、LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン11 の記事に戻ります。今日はーその4ーで、先日注文したアナログスイッチ4066の交換と動作確認を行います。

1.到着したアナログスイッチ4066BF
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予備も含めて3個購入しました。

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2.半田ごての先端交換
今回は、フラットパッケージのICの半田付けするので、半田ごての先をチップ用のこて先に交換します。

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3.4066の除去
さあいよいよ4066を取り除きます。

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ICの交換をするときに一番大事なことは、基板のパターンを壊さない事です。特にフラットパッケージは、スル―ホールが無いので、壊れやすいのです。そこで、まず、ニッパーでICの足を切ります。

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でも、足の間隔が狭いので、ニッパーはICの足一本しか入りません。そこで一本切ったら、半田ごてで足を除去するという工程で足を切り取ります。

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4.4066の半田付け。でも失敗!
4066を半田付けしようとしたら、なんと大きさが違います。それでも、なんとが頑張って、半田付けしてみました。でも、ちんと半田付けされていないような気がします。

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テスターで確認すると、きちんと導通しているところと、そうでないところがありました。

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やっぱり駄目ですね。
もう一度4066を除去します。

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5.4066の加工と半田付け
購入した4066は幅が1.5倍ですので、仕方ないのでフラットパッケージの足を90度に折り、幅を狭くします。

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上が加工した足、下が加工する前の足です。

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足を90度に加工した4066を半田付けします。

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6.導通の確認と動作確認
1)導通確認
導通を確認します。

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今度はきちんと配線されています。

2)動作確認
アナログスイッチがきちんと配線されているので、動作を確認します。

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電源LEDは点灯しますが、7セグのLEDは表示しませんね。

3)4066の温度確認
依然は4066が触れないほど熱かったのですが、交換後は熱くありません。大丈夫ですね。

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次回は、別の場所の故障個所と思われるところを追いかけます。
次回をお楽しみに!