ワーゲン空冷ビートルのカーラジオの修理 ーその6ー

こんばんは、Tomです。今朝は朝霧、その後は一日中晴れて、ポカポカ陽気でした。最高気温は14℃でしたが、外で活動をしていても、日差しが暖かかったです。でも、明日は一日曇り空の様ですね。残念!
さて、今日の記事も、昨日の引き続き『ワーゲン空冷ビートルのカーラジオの修理』で、今日はその6です。
昨日の記事では、DC12Vの電源を誤って逆挿ししてしまい、全体が壊れてしまいました。これはTomにとって非常にショックです。ちょっとしたミスで、振出しに戻りました。昨日、部品が届きましたので、今日は朝5時半に起床し、その続きを実施しました。

1.届いた部品
今回のラジオの半導体は、チューナーICとアンプICの2つしかありません。そこで、ヤフオクで2つのICを落札していました。それが昨日届きました。

f:id:tomtom1ono:20211211200645j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211200754j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211200828j:plain

2.チューナーICの交換
まずは、チューナーICを交換します。

1)半田ごての先の交換
今回は、少しピッチが狭いので、半田ごての先細いものに交換します。

f:id:tomtom1ono:20211211200858j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211201012j:plain

2)チューナーICの取り出し
f:id:tomtom1ono:20211211201138j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211201152j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211201221j:plain

3)チューナーICの半田付け
新しいチューナーICの半田付けを行います。

f:id:tomtom1ono:20211211201414j:plain

2.アンプICの交換
次にアンプICの交換を行います。

1)アンプICの取り出し
f:id:tomtom1ono:20211211201655j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211201811j:plain

2)アンプICの取り付け
f:id:tomtom1ono:20211211201844j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211201655j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211202009j:plain

3.組付け
基板を本体に組付けます。

f:id:tomtom1ono:20211211202311j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211202355j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211202420j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211202440j:plain

4.動作確認・・・・ところが!
さあ、動作を確認します。

1)電源ON!
f:id:tomtom1ono:20211211202553j:plain

2)基板から煙が・・・・
ところが10秒ほど経つと、基板から『パーン!』という音がして、煙が出ました!
久しぶりの煙ですね。逆電圧で電解コンデンサが吹っ飛んだのかな?

f:id:tomtom1ono:20211211202752j:plain

3)壊れたのはフィルムコンデンサだった
ところが基板を観察すると、なんと0.15μFのフィルムコンデンサでした。

f:id:tomtom1ono:20211211203201j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211203224j:plain

4)ポリエステルコンデンサに交換
Tomの在庫部費を探したら、0.18μFのポリエステルコンデンサがありましたので、これに交換します。

f:id:tomtom1ono:20211211203431j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211203452j:plain

電源を入れても、一応大丈夫でした。

f:id:tomtom1ono:20211211203535j:plain

5.チューナーとアンプを分離し、アンプの動作を確認
一応安定したので、これから本格的に、修理を行います。
今度は、チューナー部とアンプ部を分離し、アンプ部の確認を行います。

1)アンプICの情報をゲット
まずはアンプICの情報をネットで収集します。

f:id:tomtom1ono:20211211203919j:plain

2)チューナーとアンプを分離
チューナーとアンプを分離します。

f:id:tomtom1ono:20211211204039j:plain

3)iPhoneで1KHzの信号を入力する
チューナーの信号を分離し、アンプにiPhoneから1kHzn信号を入力します。

f:id:tomtom1ono:20211211204307j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211204243j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211205950j:plain

OKです。

6.音楽信号を入れて確認
今度は、実際にスピーカーを接続し、iPhoneから音楽を入力して音声を確認します。
AmazonMusicHDでラリーカールトンのRoom335を入力してみます。

f:id:tomtom1ono:20211211204520j:plain

スピーカーから、綺麗なRoom335の曲が流れてきました。
しかも、音声はノイズもなく、音量が上がったり下がったりせず安定しています。

f:id:tomtom1ono:20211211210223j:plain

結果、アンプ部は大丈夫であることが判りました。

7.アンプ部の仕上げ
アンプ部動作の問題がない事が明確になりましたので、アンプ部の電解コンデンサをホットメルトで固定します。

f:id:tomtom1ono:20211211205036j:plain

f:id:tomtom1ono:20211211205053j:plain

これで車の振動にも耐えることが出来ますね。

f:id:tomtom1ono:20211211205127j:plain

だんだん、先が見えて気ました。
次回はチューナーユニットの確認です。
お楽しみに!