こんばんは、Tomです。今日の天気も一日中穏やかで暖かでした。でも、Tomの家では今年初の雪虫が飛んでいました。もうそろそろ冬ですね。
さて、今日の話は、昨日に引き続き『KENWOOD デュアルバンドモービル機 TM-732の修理』で、今日はーその2ーです。
昨日の内容は、代替品のファイナルユニットを取り付けた所迄でした。今回は、動作確認です。
1.ファイナルユニットの導通&ショートの確認
ファイナルユニットを交換しましたが、足が逆でハーネスがうまく接続されているか?そしてショートしていないかを確認します。
ファイナルユニットの足を確認したら、なんと入力端子がショートしていました。
これは大変です。事前に確認して良かったです。そこで、ファイナルユニットを取り外した状態で、もう一度入力のショートを確認しました。
そしたら、なんとファイナルユニットが無くともGNDとショートしているではありませんか?これでは、出力は出ませんね。
2.ショートの原因発見!
回路図を見てみると、どう見ても入力のチップコンデンサがショートしているとしか思えません。そこで、チップコンデンサを取り外してみると、ショートは解消しました。
これか~!
そこで、チップコンデンサの代わりに積層セラミックコンデンサを基板に半田付けしました。
3.ファイナルユニットを元に戻して動作確認
この故障は入力のチップコンデンサのショートが原因だとすると、もしかすると、オリジナルのファイナルユニットも故障していないのでは?と思い、ファイナルユニットをオリジナルに戻します。
そして、動作を確認します。
ところが、動作は、最初を全く同じ。出力が出ませんね。やはりファイナルユニットもダメなのか?
4.ファイナルユニットを代替品に交換して動作を確認
そこで、ファイナルユニットをまた代替品に交換して動作を確認します。
また、大変な思いをしてファイナルユニットを交換しました。
いよいよ、動作の確認を行います。もし、これで動かなかったら諦めます。
やっぱり駄目です。
今回の故障は、ファイナルユニットではなく、おそらく、この黒焦げになったシールドケースの中にある発振回路の異常なのでしょうね。でもこれ以上はTomはお手上げです。
依頼の内容もファイナルユニットの交換なので、これ以上は手を付けません。
次回は、他の依頼である、操作パネルのLED化とスイッチのボタンのスポンジ交換です。
次回をお楽しみに!