KENWOOD デュアルバンドモービル機 TM-732の修理 ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日の宮城県は、とても強い雨が降りました。ここの所お天気が続いていたので、まあたまには雨も良いのですが、この季節としては、かなり強い雨でした。でも明日からはまた天気が回復する様です。
さて、2日間ガーデンライフが続いたので、今日は修理ライフの記事です。
今日の修理ライフは『KENWOOD デュアルバンドモービル機 TM-732の修理』 ーその3ーです。前回は430のファイナルユニットを交換する作業を行いましたが、故障の原因は、ファイナルユニットの手前でしたので、この修理は諦めました。
今回は依頼項目の2つ目、操作パネルのLED化の作業です。麦球は経年劣化で切れてしまうので、LEDに交換します。

1.操作パネルをバラす
これがTM-732 の操作パネルです。

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早速これをバラします。

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これは操作パネルのボタンの裏側です。本来はスポンジでキートップを保持しているのですが、経年劣化でスポンジがボロボロです。これは依頼項目の3つ目なので次回修理しますね。

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2.麦球を取り出す
次にコントロール基板のバックライトの麦球を取り出します。
これが麦球です。

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3.LEDを取り付ける
次にLEDを取り付けます。

1)LED
LEDは手持ちの高輝度の白色LEDです。

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2)電源電圧の確認
照明の電源電圧を確認します。電源電圧は12V です。

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3)LEDの光量を確認する。
抵抗を取り付け、LEDの光量を確認します。

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抵抗は3.3KΩあたりがちょうどいいですね。

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白色LEDにするととても綺麗です。

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これで、4個の麦球をLEDに交換しました。

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4.電解コンデンサの交換
ネットで調べていたら、操作パネルの基板にある表面実装電解コンデンサが液漏れを起こし、基板を溶かして、故障する様です。そこで、この電解コンデンサを交換します。

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手持ちの100μFは、耐圧50V品しかありませんのでちょっと大きいです。そこで、これを横倒しして取りけます。

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これで操作パネル基板のバックライトのLED化と、電解コンデンサの交換が終了しました。
次回は、操作パネルのキートップのメンテナンスです。
お楽しみに!