こんばんは、Tomです。今日は昨日に引き続き3月下旬に近い暖かい日でした。一気に春になったような感じです。でも、風も強かったので、すぎ花粉も一気に飛び始めました。
さて、昨年末、富士通のESPRIMOのSSD高速化の修理を行いました。でも、その修理の時、全く液晶ディスプレイには触れていないのですが、ディスプレイに縦筋が1本出現してしまいました。
その後、SSDで高速化したPCを使用して頂いていましたが、だんだん筋の本数も少しずつ増えてきたそうです。
そこで、富士通ESPRIMOの液晶ディスプレイの縦筋の修理を行います。
1.ESPRIMOの縦筋の状況
これが、その後のESPRIMOの液晶ディスプレイの縦筋です。だいぶ増えていますね。
2.ネットで調べてみる
ESPRIMOの縦筋の不具合があるのかをネットで調べてみます。
ネットで見てみると、富士通のESPRIMOで縦筋の不具合はあちこちであるようです。
3.Tomの過去の修理実例
実はTomは過去にコンパクトではありますが、液晶ディスプレイの縦筋を直した時があります。
これと同じ方法を使えば直ると思います。
普通、PCの液晶モニタの縦筋が発生した場合、液晶パネルを交換するのが普通の修理です。
でも、この液晶パネルは23000円と結構高価なので、まずは上記の方法で修理のトライを行います。
もし、ダメならパネルを交換します。
4.バラシ
それでは早速ばらします。ビスが多いので、電動ドライバーを使用してばらします。
1)本体カバーのバラシ
2)液晶パネルのバラシ
次は液晶パネルを本体からばらします。
3)液晶カバーのバラシ
最後に液晶のFPCのカバーをばらします。
5.不具合部分の確認
それでは、液晶パネルの不具合部分の確認を行います。
このFPCの場所がおかしいです。
1)確認の為にケーブルを接続する
それでは、FPCの部分の不具合を確認するために、液晶パネルにケーブルを取り付けます。
2)液晶パネルを浮かして確認
液晶パネルを浮かして、問題のFPCを押して縦筋が回復するかを確認します。
3)裏側を押下
パネルの裏側を押下してみます。
でも裏側には反応しません。
4)パネルの表側を押下
次にパネルの表側を押下してみます。
すると、表側を押下すると、縦筋が変化します。
どうやらパネルの表側のFPCとパネルの接着が剥がれている様です。
6.FPCの接着の修理
それでは、FPCの接着を復活させる修理を行います。
パネルの上から半田ごてで熱を加えますが、直接行うと溶けてしまいますので、段ボールを挟んで熱を加えます。
そこで、FPCの幅を明記します。
1)1回目の処置
動作を確認します。
電源ON!
あれれ!縦筋が悪化しています。
2)2回目の処置
2回目は、半田ごてで熱を加えたらすぐにその場所をしっかりと指で押して、接着を確実にします。
そして、左右交互に行います。
動作を確認します。前より良くなっていると良いですね。
でも結果はNGでした。
3)三回目の処置
3回目の処置を行います。
でもやっぱり駄目です。
やはりダメ元で修理を試みましたが、以前修理した液晶とは、FPCの密度が異なりますので、うまく行きませんでした。
簡単ではありませんね。
致し方ありません、液晶パネルユニットをAmazonで注文しました。
次回はパネルユニットの交換です。
お楽しみに!