AMCRON (CROWN) パワーアンプ D-45の修理 ーその5ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、一日中晴れで下が最低気温-2℃、最高気温は9℃と晴れているのに寒い日でした。こんな天気が続いていますね。
さて、今日の記事も『AMCRON (CROWN) パワーアンプ D-45の修理』で、今回はその5となります。
前回は、電源電圧に異常があり、それを復活させました。今回は、入力に信号を入れて、回路を追いかけて行きます。

1.入力信号
さて入力信号です。
Tomは、スマホの発振器アプリを使用して正弦波を入力しています。

入力コネクタは、XLRは面倒なので、PHONEプラグを使用します。

使用するアプリはこれです。

2.入力信号からボリュームの信号
1)Ch1 入力信号

ボリュームの後の信号

2)Ch2の入力信号

ボリュームの後の信号

Ch2は、NGですね。

3.Ch2のボリュームを確認し対策する
1)Ch2のボリュームの確認をする
Ch2のボリュームを確認したら、なんかハーネスが切れているような感じです。

2)ボリュームを取り外す

やはり想像した通りボリュームのハーネスは、端子から外れていました。

3)修理する
半田付けをし直しました。

これで、大丈夫でしょう!

4. ボリューム後の信号を確認する
Ch2はきちんと音が出るようになったと思いますので、ボリューム後の信号を確認します。
何方も、12時のレベルです。

1)Ch1のボリュームの信号

2)Ch2ののボリュームの信号

Ch2の信号は約半分の信号です。これはおかしいです。

5.ボリュームの抵抗値を確認する。
ボリュームを2つ取り外し、ボリュームの差を確認する。

1)ボリュームを取り外す

ボリュームは同じものです。

2)抵抗値を比較する
ツマミを付けます。

12時に合わせます。

何方も値は16kΩでした。

ボリュームを3時に合わせます。

3時の値は、どちらも約5.5kΩです。

これはボリュームの問題ではありません。
でもせっかく取り出したので、ボリュームの接点不良をなくします。

Ch1とCh2のボリュームの後の信号の差は、ボリュームの問題ではない事が判りました。
でも、信号のレベルを合わせると、ボリュームの角度は、こんなに違います。



次回は、この信号差を追いかけます。
お楽しみに!