CROWN D-150Aの修理 ーFINALー

こんばんは、Tomです。本日は昨日とは異なり、天気は回復しました。本当に暑くなるのは明日からで、本日は21℃~22℃のレベルなので過ごしやすい日でした。
さて、本日の記事は昨日の続きで『CROWN D-150Aの修理』となり、本日がいよいよFINALとなります。今回は組付け、仕上げ、音声の確認です。さて、修理後のD-150Aはどの様な音なのでしょうか?

1.内部ユニットの取り付け
D-150Aの修理が終わりましたので、組み付けを行います。

1)RCA入力パネルの組付け

2)ハーネスの固定

3)トランジスタのコレクタの絶縁
基板の四隅にあるドライバー段のトランジスタのコレクターは絶縁化されていませんので、パンチングメタルカバーに触れるとショートする危険性がありますので、絶縁テープで保護します。

4)ヒートシンクの取り付け
修理する時に邪魔になり取り外していたヒートシンク2つを取り付けます。

5)フロントパネルの組付け
修理する為に取り外していたフロントパネルのスイッチ基板、LED基板、ボリュームを取り付けます。

① 電源SW基板

② LED基板

③ ボリューム

2.フロントパネルの本体への組付けと中間動作確認
1)フロントパネルの本体への取り付け

2)中間動作確認
全て組付けてから動作確認を行うと、動かないという事がたまにあるので、これ以降は、動作を確認しながら組付けます。

①電源ONの動作確認

異常なし、OKです。異状を示すLEDも点灯していません。

② 音声を入力し、出力の確認

LRチャネル共にキチンと動作が確認出来ました。

3)リアカバーの組付け

つまみも取り付け、組付け完了です。

3.動作確認
それでは、組付け後の動作を確認します。

1)オシロによる音声出力確認

LR共にOKです。

2)ジャンクスピーカーによる音声確認
先日購入したジャンクスピーカーを接続し、音声、歪の有無を確認します。

ジャンクスピーカーとは思えないほどきれいな音ですね。D-75Aよりもさらに澄んだ音がします。

4.仕上げ
最後に簡単に仕上げます。



これでCROWNのパワーアンプD-150Aの修理は完了です。

  • 10Vの異常の原因がなかなか見つからず、かなりお待たせを致しましたので、すぐに梱包して発送しました。

お陰様で、心の支えが無くなりました。
安心して眠れますね。
お疲れさまでした。