CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日は最低気温-3℃、そして日中はお天気なのに最高気温はなんと4℃で、とても寒い日でした。時々雪もちらつきましたね。明日は少しだけ温かくなるようです。
さて、今日の話は、昨日に引き続き『CROWN パワーアンプ PS-200の修理』の記事で、今回はその2です。今回は電源の電解コンデンサに、植木スペシャルの改造を行います。

1.電源の電解コンデンサ
PS-200の電源の電解コンデンサは20000μFのコンデンサが2つ付いています。

ここに植木スペシャルの改造としてフィルムコンデンサを追加します。

2.フロントパネルのバラシ
それでは、フロントパネルをばらします。

1)ボリュームつまみのバラシ
まずは、フロンパネルのボリュームのツマミをばらします。

一個のツマミは外れましたが、もう一個がどうしても外れません。
そこで、中継シャフトを外します。

六角レンチで中継シャフトを外すのですが、このアンプは米国製なのでインチねじです。なのでインチの六角レンチを使用します。

2)フロントパネルのバラシ
ツマミの課題が無くなりましたので、いよいよフロントパネルをばらします。

3.電解コンデンサにメタライズフィルムコンデンサを設置する
電解コンデンサに、植木スペシャルの改造の一つである、メタライズドフィルムコンデンサを取り付けます。

1)ジャンクアンプからメタライズドフィルムコンデンサを取り外す
まずは、植木スペシャルを施したD-45のジャンクからメタライズドフィルムコンデンサを取り出します。

2)PS200にメタライズドフィルムコンデンサを取り付ける
取り外したメタライズドフィルムコンデンサを、PS200の電解コンデンサの根元に取り付けます。

これで改造が終了しました。

3)組付け
改造が終了しましたので、フロントパネルを組付けます。

4.電源ON時の動作確認
それでは、電源ON時の動作を確認します。

1)電源ON
まずは電源をONして、正常に立ち上がるかを確認します。

電源を入れるとまずプロテクトのLEDが点灯し、そのご問題が無ければプロテクトが解除されます。
しかし、パネルを見ると片チャンネルだけLEDが光りました。
この問題は、組付け時にパネルのLEDが曲がってしまったことによります。

2)LEDの修正
LEDの位置を修正します。

3)再度動作確認
再度動作を確認します。

電源投入後の動作が確認出来ました。

5.音声の動作確認
音声の動作確認

1)オシロによる確認
入力に音声を入力し、出力の信号をオシロで確認します。

2)スピーカーによる確認
オシロで出力信号が確認出来ましたので、いよいよスピーカーを接続して、耳で音声を確認します。

OKです。

6.組付け
最後に塗装が終了したTOPとボトムのパンチングメタルを組付けます。



これで、PS-200の修理と改造が完了しました。
今後は、ウーファーのアンプとして、SRA-2400からPS-200に変更し、音声の違いを確認したいと思います。
楽しみですね~。