こんばんは、Tomです。本日は最低気温が-2℃、最高気温が11℃と程々の天気でした。明日は、一日中晴れの様ですが、最高気温は4℃と寒い日の様ですね。
さて、今日の話は、久しぶりに『26年経過したマッサージ機(松下リアルプロ EP2110)の修理』で、今回は本当のFINALの記事となります。
22年の4月にマッサージ機の修理を行いました。これで直ったかと思いましたが、残念ながら不完全でした。そこで、冬休みの最終日である昨日、マッサージ機のダメ押しの修理を行い、完全復活しました。
1.2022年4月に実施したマッサージ機の修理
このマッサージ機の修理は、2020年頃から実施していましたが、2022年4月に修理を行い、一瞬直ったかに見えました。
しかし、マッサージユニットは動作する様になったのですが、ずるずると落ちてきます。その後、こうすれば直るという情報を頂きましたが、時間が無いし、昨年は凄く暑くて、なかなか修理をしておりませんでした。
今年の冬休みの後半は比較的時間がありましたし、この休みで直そうと思っていたので、いよいよ実行することにしました。
2.バラシ
それでは、バラシを行います。
1)リアカバーのバラシ
マッサージユニットが見えてきました。
2)電磁クラッチをばらす
このマッサージ機は、1つのモーターの回転を3つの電磁クラッチに伝達し、電磁クラッチのON/OFFでマッサージ動作を行います。この電磁クラッチの中が問題なんです。
まず、問題となっている電磁クラッチをばらします。以前もこの電磁クラッチをばらしているので、慣れたものです。
電磁クラッチの中身をばらしました。
前回はこの部分に固着したブチルゴムの様なものを取り除き、一時的に復活したように見えましたが、そのゴムが無くなった事で動作はするけど、ストッパーが無い状態で、復活出来ませんでした。
3.ゴムシートでストッパーを作る
それでは、マッサージユニットがズレ落ちないように、ゴムシートでストッパーを作ります。
1)寸法の測定
ゴムシートを切り出すために、電磁クラッチの寸法を測定します。
① 外形
② 内径
2)ケガキ
続いて購入したゴムシートにケガキします。
Tomが20代の頃に設計をしていた時に使用しては円定規を見つけました。これを使用しましょう。
ところが今回の外周の直径が50mmに対し、円定規の最大径が38mmと使用出来ない事が判りました。
これではダメですね。
3)ピッタリの治具を発見!
そしたら、取り出した部品がゴムの切り出しにピッタリハマる事を発見しました。
内径はこの軸径で21mmで切り出します。
そして、この部品にゴムシートを取り付け外周をハサミで切り出します。
うまく行きました。
4.電磁クラッチの組付け
それでは、電磁クラッチを組付けます。
そして、もう一個の電磁クラッチもばらして同じゴムシートを取り付け組付けました。
これで2つの電磁クラッチの修理が終わりました。
ベルトカバーを組付けます。
5.動作確認
それでは動作を確認します。
」
マッサージユニットが動作します。
停止するときちんとホームポジションに戻りました。
大丈夫の様ですね。
6.実際にマッサージしてみる
それでは実際にマッサージしてみます。
1)裏カバーを取り付ける。
2)実際に使用してみる
実際にマッサージ機に座り、使用してみました。
結果、きちんと動作することを確認でしました。
やりました。これで、完全復活ですね。
長年修理していたのですが、やっと復活出来ました。
これであと10年以上は使用できそうです。
嬉しいですね。