電動半田吸い取り器の修理 ーFinal-

こんばんは、Tomです。今日の天気は最低気温が-3℃、最高気温が+5℃という気温で寒かったですね。昨年と今年の在宅勤務の対策で背中、おしり、足は暖かいのですが、手がかじかんでしまいました。いよいよ冬本番です。
さて、今日の話はまた修理の話に戻ります。先日半田吸い取り器の修理を行いました。モーターの交換は成功したのですが、実際に半田を吸ってみると、吸い取れませんでした。今度はポンプを修理します。

1.先日修理した半田吸い取り器
これが先日修理した半田吸い取り器です。

モーターは直ったのですが、半田を吸い取る事で出来ません。おそらく原因はポンプのダイアフラムに穴が開いているのでしょう?

2.バラシと原因究明
それでは早速ばらします。

1)ポンプカバーの取り外し
ポンプカバーを取り外しました。

このポンプ部のダイアフラムが破れているのだと思います。

2)ポンプのバラシ
それではポンプばらしてみます。

これが原因です。やはりダイアフラムが経年劣化で破れていますね。

3.ポンプユニットの取り出し
ダイアフラムを交換しても良いのですが、面倒なのでポンプユニット毎交換します。その為、まずは故障しているポンプユニットを取り出します。

割と簡単に取り出せました。

4.バックアップの吸い取り器のバラシ
先日交換してバックアップとなった半田吸い取り器です。

このバックアップはモーターは故障していますが、ポンプは正常ですのでここからポンプユニットを取り出します。

1)軸のイモビスの外し
上記のポンプ取り出しが簡単だったので、こちらも簡単に取り外せると思っていたら、このユニットの軸のイモビスはなんと固い事。モーターの軸が曲がるか、6角レンチが折れるか、イモビスが訛るかとても心配でしたが、なんとかイモビスを外すことが出来ました。

2)軸からポンプユニットの取り外し
続いてモーター軸からポンプユニットを取り外します。
ここでもまた壁が!
なんとイモビスを外したのにモーターの軸にポンプユニットがガッチリついています。
先程のイモビスもモーターの軸も瞬間接着剤でしっかりと固定されていたのでしょう。

マイナスドライバーで思いっきりこじってなんとか取り出す事が出来ました。

5.組付け
いよいよ組付けです。取り出したポンプユニットを取り付けます。

組付け終了です。

6.動作確認
最後に動作を確認します。
電源を入れ実際に半田を吸いっとってみます。

OKです!

半田吸い取り器が完全復活しました。
これで、暫くは修理に活躍するでしょう。
しかし、このHAKKO 808の交換部品はもう手に入りませんので、今度故障したら終わりでしょうね。
せめて、消耗品のダイアフラムの交換部品は残してほしかったですね。