LINN CLASSIK MUSIC の修理 シーズン3 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日の最低気温は1℃とそこそこ寒かったですが、日中は晴れ上がり、最高気温は9℃になり割とポカポカしたした日になりました。
さて、今日の話題はオーディオライフ&修理の記事で『LINN CLASSIK MUSIC の修理 シーズン3』の話です。年末にLINNのレシーバーCLASSIK MUSICの修理を行いましたので、だいぶ自信が付き、ヤフオクでCLASSIK MUSICのジャンク品に遊びで入札していたら、格安で落札してしまいました。それが先週届きましたので、早速修理を行ったら、なんと30分で修理が完了し、復活してしまいました。

1.落札してしまったLINN CLASSIK MUSIC
これが格安で落札出来たジャンク品のLINN CASSIK MUSICです。
ジャンクの理由は、異音がして、CDトレイが開かないそうです。

ちょっと黄ばんでいますね。先日修理した時のリファレンス機と比較すると、だいぶ黄ばんでいます。

2.動作確認
それでは動作確認します。
電源ON!

おーっつ!ちゃんとスタンバイになりますね。
という事は、年末に修理した様な深刻なこしょうではないように思えます。

3.バラシ
それではばらします。

1)TOPカバーのバラシ

外は黄ばんでいますが、中は結構綺麗です。

電源周りも液漏れもなく綺麗です、

2)観察
このCLASSICを観察すると、リファレンス機とかなり違います。
コントロールパネルの基板には、もう一枚基板が追加されています。

そして、リアパネルも、かなり拡張されていますし、CDのデジタルアウトも追加されています。

若し、これを修理出来たら、リファレンス機よりこちらの方が使える感じがしますね。

3)コントロールパネルのバラシ

4.CDユニットの動作確認
それでは、問題のCDユニットの動作を確認します。

1)手動でトレーを引き出す
トレーは開かないので、手動でトレーを引き出します。

恐らくこの部分を押下するとストッパーがはずれるのだと思います。

トレーが引き出せました。

トレーの駆動モーターのベルトは経年劣化でかなり緩くなっています。
恐らくこれがトレーが引き出せない原因ですね。

2)CDをセットし動作確認
次にCDをセットし手動でトレーを戻し、CD再生の動作を確認します。

するとCDはエラーになります。

CDのピックアップは光りますが、CDは回転しません。

5.CDユニットのバラシ
それではCDユニットをばらします。

1)本体からCDユニットを取り出す
まずは本体からCD
CDユニットを取り出します。

本体からCDユニットを無事取り出す事が出来ました。

2)CDユニットをばらす
次に取り出したCDユニットをはらします。

基板とCDメカユニットに分かれました。

そして、ハーネス取り外し、CDメカユニットだけを取り出しました。

3)手動でキャリッジユニットの動作を確認する
CDが回らないのは、キャリッジユニットが上昇しないためと判断し、キャリッジユニットの駆動をギアを回し、
手動でキャリッジユニットを上昇させてみました。

手動だときちんと上昇することを確認出来ました。

6. トレーモーターのベルト交換
それでは伸び切ったトレー駆動モーターのゴムベルトを交換します。

1)ゴムベルトを外す
まずはゴムベルトを外します。

2)手持ちのゴムベルト
これが数年前にAmazonで800円位で購入したゴムベルトセットです。CDユニットの修理に結構使用したので、このベルトを合うものがまだ残っているか心配です。

取り出したベルトとこれに近い手持ちのベルトです。
真ん中が取り出したベルト、左が手持ちの小さめのベルト、そして右側が大きめのベルトです。

ちょっと小さめですが、これを使用します。

3)ベルトをセットし、組付けする
ベルトをセットし、CDユニットを組付けます。

7.動作確認
それでは動作を確認します。

1)電源ON

2)トレーの動作確認

3)CDの読み込み確認
CDが回転し、読み込みが始まりました。

無事、CDが動作していますね。

これで、LINN CLASSIが復活しました。
たった30分で修理完了です。
ジャンク品でしたが、ゴムベルト一本で復活です。
今後、このCLASSIKはTomのシステムのCDトランポータに使用してみたいと思います。
これからが楽しみです。