CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、晴れたり曇ったり、そして雪が降ったりと忙しい天気でした。そして、最高気温は5℃と少し寒い日でした。明日はもっと寒い様です。いよいよ冬本番ですね。
さて、本日の話は、5ウェイマルチアンプのウーファーに使用していたCROWNのパワーアンプPS-200の修理の話です。
このアンプは昨年の春にヤフオクで中古品を安く購入したものですが、入力のPhoneコネクタの接触が悪く、時々片チャンネルが聴こえなくなるという問題が発生していました。そこで、現在はPA用として残しておいたSRA-2400を使用しています。お正月休みで少し時間が取れたので、昨日修理を行いました。

1.CROWNのパワーアンプ PS-200 と不具合
これが昨年の春ごろにヤフオクでゲットした中古品のPS-200です。

このアンプは、5ウェイマルチアンプのTADのウーファーを駆動するために、パワーのあるアンプとして投入したのですが、入力のコネクタがXLRやRCAではなく、Phoneコネクタ仕様となっています。しかしこのコネクタが問題で、接触不良により、時々片チャンネルが聴こえなくなります。

今回は、このコネクタを手持ちのRCAコネクタに交換します。

また、どうせならXLRも並行して設置しようと、コネクタを探しましたが、残念ながらメスのコネクタがありませんでした。

致し方ないので、今回はRCAコネクタの交換のみとします。

2.バラシ
それでは、早速ばらします。

1)TOPカバーのバラシ
まずはTOPカバーのパンチングメタルからばらします。

中が見えてきました。

2)ボトムカバーのバラシ
今度はボトムカバーをばらします。

すっかり中が見える様になりました。
電解コンデンサは20000μF✖2の様ですね。

3)リアパネルのバラシ
中が見える様になりましたが、リアカバーをばらさないと、コネクタは交換できませんので、リアカバーもばらします。

Phoneコネクタの配線を確認します。

どうやら、バランス入力ではないようです。

3.入力コネクタの交換
それでは、入力コネクタの交換を行います。

1)Phoneコネクタのバラシ
まずは、このPhoneコネクタをばらします。

2)取り出したPhoneコネクタを確認する
取り出したPhoneコネクタの接点を確認します。

やはり、経年劣化でコネクタの接点は、酸化しているようです。これではまともに音が出ないですね。

3)RCAコネクタの設置
Phoneコネクタの場所に、RCAコネクタを設置しますが、穴径がちょっと狭い様です。

どちらも径は一緒なのですが、穴を良く見ると縦に長丸になっています。これはPhoneコネクタの回り止めで、横幅が少し狭くなっている様です。

そこで、リーマ型ドリル(モグラ君)で穴径を広げます。

これでRCAコネクタが入るようになりました。

RCAコネクタにハーネスを半田付けします。

RCAコネクタを取り付け、リアパネルを元に戻します。

4.TOPカバーとボトムカバーの塗装
TOPカバーとボトムカバーのパンチングメタルは、あちこち塗装が剥げています。

折角なので、このパンチングメタルカバーを塗装します。

1)TOPカバーの塗装

2)ボトムカバーの塗装
ボトムカバーも塗装するのですが、ボトムカバーにはデカルが貼りついています。

このままでは塗装出来ませんので、マスキングします。

その後、TOPカバーと同じように塗装を行いました。



今回は、入力コネクタを接触不良のPhoneコネクタからRCAコネクタに交換しました。
そして、ついでにTOカバーとボトムカバーの再塗装を実施いたしました。
次回は、電解コンデンサに植木スペシャルのフィルムコンデンサかまします。
お楽しみに!