SONY オープンリールデッキ TC-7650の修理 ーFINALー

こんばんはTomです。今日の日中は曇り時々雨で、夕方から夜にかけて雨が強くなりました。それでも明日の明け方には雨が止むようですので、畑の作物にとってはまさに恵みの雨ですね。
さて今日の記事はまたまた『SONY オープンリールデッキ TC-7650の修理』ですが、今回でFINALとなります。前回組み上がったヘッドユニットの最終メンテナンス行った後、本体を組付け、動作確認、仕上げを行います。

1.ヘッドの周辺のメンテナンス
ヘッドユニットが組みあがったので、ヘッドとピンチローラ―のクリーニングと脱脂を行います。

1)ヘッドとキャプスタンのクリーニング

2)ピンチローラの脱脂

2.パネルの洗浄
木枠のケースに入れる前に、裸の状態でパネルの洗浄を行います。

1)ツマミの取り外し

2)操作パネルの洗浄

3)アルミパネルの洗浄

4)ツマミの洗浄

これでパネル類の洗浄は完了です。

3.ケーシング
洗浄が終わりましたので、いよいよ木製ケースに組付けます。
これが重いんだよね~。全体で25kgありますので、本体メカだけでも20kg以上はありますね。

洗浄したつまみも取り付けます。

4.動作確認
全てを組付ける前に動作確認を行います。

1)PLAY、REW,FFモードでのピンチローラ動作確認
まずはテープの走行の確認を行います。
PLAY、REW、FFのボタンを押下し、ピンチローラの上下動作、リールのブレーキなどを確認します。

2)PAUSE
PAUSEの確認を行います。

3)音声の確認
ヘッドフォンで音声の確認を行います。

OKです。
左右のメーターが均等でないのは、音源がジャズの疑似ステレオなので、楽器が左右で別に存在している為です。

5.最終組付けと仕上げ
動作が確認出来ましたので、最終組付けを行います。

1)アルミパネルの取り付け

2)ヘッドカバーの組付け

3)筐体の仕上げ

リアパネルも綺麗にします。

6.完成!
これで、修理が完了しました。
結構綺麗に仕上がりました。

年代物ですが、ヘッド周りのメカ部分は、かなりスムーズに動くようになりましたので、あと10年間くらいは、動作すると思います。末永く大切にご使用ください。