こんばんは、Tomです。今日の朝も寒かったですね~。最低気温は-5℃でした。でも、日中は腫れ上がり、最高気温は11℃迄上がりました。でも、明日は日中も寒くなり、最高気温は4℃迄しか上がらないようです。能登地方の皆様が心配です。
さて、今日の話は、オーディオライフで『今年の音質向上の為のDACのクロック精度向上』の話です。前回は、DACの100MHzのクロックの精度向上については、電源が重要という結論に至りました。かといって、計測器用の安定化電源は大きくて使用するにはちょっと問題あります。そこで、今回は、PCのスイッチング電源を使用し、その後にローノイズ電源を取り付けて、動作安定性を確認します。
1.AliExpressで購入したローノイズ電源
これが、年末にAliExpress で購入した、ローノイズユニバーサル電源です。
入力は5V~15V、出力も3.3V~18Vです。
放熱板も結構大きいですね。
2.12V電源を作る
そこで、NotePCのスイッチング電源は16Vですがこれを使用して、12Vの電源にします。
1)スイッチング電源のハーネス切断
2)電圧と極性確認
切断したスイッチング電源の2次側の電源のハーネスを切断します、
まずは、スイッチング電源の電源の電圧調整とハーネスの極性を確認します。
この電源のOUTPUTの極性と伝上げ宇を確認します。
3)ハーネスの半田付け
それではローノイズ電源基板にハーネスを半田付けします。
4)電圧を調整
そして、電圧は15V迄なので電圧を調整し12Vに設定します。
デフォルトは5Vですが、この基板の出力電圧は、このトリマーで12Vピッタリに設定します。
3.クロックに電源を接続し、波形を観測する。
それではいよいよ電源をクロックに接続して、クロックの波形を確認します。
周波数カウンタで周波数を測定します。
まあ、そこそこですが、ローノイズと謳っているのですが、DC12V電源の波形がちょっとノイジーですね。
4.スイッチング電源の後に三端子レギュレータを接続する
それでは、もう一つ、スイッチング電源の後ろに12Vの三端子レギュレーター設置してみます。
1)素材
これは、先日9Vの電源を作るために製作した基板です。
2)+12Vの基板に改造する。
この9Vを出力する基板を改造し、+12Vを出力する三端子基板に改造します。
改造と言っても三端子レギュレータを9Vから12Vの7812に変更するだけです。
3)出力部に大きな電解コンデンサを取り付ける
折角なので、出力部に2000μFの電解コンデンサを追加し安定化を図ります。
5.クロック波形を確認する
それでは三端子レギュレータに変更した電源のクロックを確認します。
まず、+12V の波形は結構綺麗です。
そして、クロックの波形を確認すると、結構安定した波形となりました。
周波数カウンタで測定しても安定しています。
やはり電源は重要ですね。
今後が楽しみです。