SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理 ーその9ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れ上がり、最高気温も21℃迄上がりました。これで一気に桜の花も進んだと思います。週末はお花見が出来そうですね。楽しみです。
さて、今日の話はまた修理の話に戻り『SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理』となります、この修理もその9迄来ました。なかなかしぶといワウフラですね。前回の修理の内容から、ワウフラの原因は、キャプスタンプーリーやサブプーリーのベルトの精度という線と、ピンチローラの経年劣化による真円度の低下によるものと思いました。
そこで、ネットで注文するために、ピンチローラとベルトを本体から取り出し外し、寸法を測定しました。

1.ピンチローラ―ユニットの取り出し
まずは、ピンチローラ―の設置方法の確認と、ピンチローラを発注するために、本体からピンチローラユニットを取り出し、ピンチローラをばらし、寸法を測りました。

1)ピンチローラユニットのばらし
本体のカセットメカから、ピンチローラ―ユニットを取り出します。
このカセットデッキは、縦型の初期のデッキですので、ピンチローラは単体外れません。そこで本番の練習も兼ね、モータを壊してしまったジャンク品からピンチローラユニットで取り出します。

何とか取り出す事が出来ました。

2)ピンチローラの取り出し
次にこのユニットからピンチローラ単体を取り出すのですが、ピンチローラの交換を前提としていない時期のデッキですので、ピンチローラの軸は、ブラケットに圧入されています。

マイナスドライバーで圧入されていない方のブラケットをこじってローラーが取り出せるか確認しましたが、やはり片方の軸が圧入されているので、ローラーが取り出せません。

3)圧入ピンの取り出し
そこで、いよいよこの圧入部を細い+ドライバーで上からたたき、外すことにしました。

これで、ピンチローラがバラバラになりました。

3.ピンチローラの寸法測定
ピンチローラをネットで注文するために、ピンチローラの幅と外形を測定します。

これでネット注文が可能になりました、

4.キャプスタンプーリーとサブプーリーベルトの寸法測定
今度はキャプスタンベルトとサブプーリーベルトをネットで発注するために、ベルトを取り出します。

これでベルトの寸法も確認出来ました。
ベルトはこれより少し小さいものを注文します。
部品の発注は、AmazonかAliExpressniに発注を行います。
Amazonならすぐに部品が到着しますが、AliExpressの場合は3週間くらい掛かります。
部品到着まで楽しみです。