ミニコンポを修理しました。

おはようございます。Tomです。昨日は、友人に依頼されていたミニコンポの修理を行いました。故障の現象は、CDの読みとりエラーでCDが使えない事。そして、カセット部のヘッドが上がりっぱなしになっていて、まったく動かない為、カセットも使用出来ないし、カセットが取り出せないという物でした。
それでは、早速バラして見ましょう!

1.カバーの取り外し。
まずは、カバーを外します。・・・・・・・・・ところが、ネジの頭は星型の物。これは電話機などに使用され、特殊なドライバーでしかバラせないようにする為、昔、流行ったものですね。でも、Tomはこんなドライバをちゃんと持っています。

2.カバーと取り外すと・・・
カバーを外すと、こんな感じです。いつも見る光景ですが、ミニコンポって小さくするために、基板を縦に取り付けているのが殆どです。なんか昔のブラウン管のテレビみたいで、あまり好きじゃないです。CDのデッキユニットは一番下にあるので、そこまでバラすのが大変です。

3.チューナーの取り外し
まずはチューナー部を取り外します。これはユニットになっていて、コネクタ2個を外すだけで簡単にバラせました。

4.メイン基板のコネクタ取り外し
次に前面パネルを外すのですが、これからがちょっと厄介です。写真のメイン基板のコネクタをすべて外します。この辺は、コンポによって異なりますのであまり書きません。

5.前面パネルの取り外し
メインボリュームのナットを外します。これはほぼお決まりのパターンですね。

6.ユニットの分解結果
色々と試行錯誤の末、電源部、パネル部、メイン基板、CDユニットに分解できました。

7.CDユニットの分解
CDユニットの上部の部品を外し、ヘッドが見えるようにします。

8.ピックアップレンズの清掃
CDが読み取れない原因は、大体ピックアップの寿命か、もしくはピックアップレンズの汚れです。まずは、ピックアップレンズを掃除しましょう。アルコールを水で薄めたものを綿棒に浸し、レンズの汚れを取り除きます。ここで注意は、ピックアップレンズは、プラスチックレンズですので、アルコールは、必ず水で薄めてください。

9.CDの動作確認
仮組みして、CDの動作を確認します。ほうら直りました。

10.カセット部のメンテナンス
最後は、カセット部ですが、こちらの方はいつの間にかヘッドが下に落ちていました。
おそらくコネクタの接触不良だったのでしょう。コネクタの抜き差しで、接触不良も直りカセットメカはすべて動作するようになりました。せっかくですので、ヘッド、キャプスタン、ローラーなどをアルコールで綺麗にしました。

修理の時間は約1時間です。勇気を持ってバラすことが出来れば、故障そのものは、案外簡単なものだったりします。故障したときは、まずバラして見ましょう!