PIONEER SA-70

こんばんは、Tomです。本日は長ーい5月の連休の最終日。この連休は、家族で旅行なんて洒落た事は出来なかったけど、トラクタを修復したし、ゴルフもしたし、娘の所に行ったし、色々充実してました。そして、本日は最も充実させたい所です。午前中は、家内と2人で衣類の夏物と冬物の入れ替えをし、不要な衣類をばっさりと捨てました。実にすっきりしました。午後は、部屋の片付けをして、これまたスッキリ!。そして、非常に充実した所で、昨日ローカルのお友達から頂いた、PIONEERのかなり古いアンプSA-70の音出しをして見る事に。
1.SA-70について
SA-70は1969年(Tomが小学校2年生で9歳)の時に発売された、39800円のプリメインアンプです。当時、家のステレオは、TRIOのセパレートステレオで一式69800円でしたから、アンプだけで39800円と言うのはそこそこな物だったのかもしれません。詳しくは、下記のURLをご覧下さい。
http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/amp/sa-70.html
2.全体像
1)全体像は、こんな感じです。

2)でも、MODEのツマミとバランスのツマミがないので、代用品を探したところ、こんなのがありました。
3)装着後の様子。

2.内部の様子
早速、中をあけて見ましょう!中はこんな感じで結構シンプルです。

3.今では考えられない面白い構造
このアンプは、オーソドックスなアンプと比較し、随所に面白い構造が秘められています。
1)まず、電源SWはスピーカー切替スイッチと一緒
電源スイッチは、なんとスピーカー切替スイッチと同じスイッチにあります。こんな構造は、その後のAMPでは、見たことがありません。

スイッチの裏側はこんな感じ。ちゃんと電源スイッチは別の構造になっています。

2)トーンはVRでない
BASS、TREBLEはVRではなく、ロータリーSWでRとCが切替できちんと時定数を切り替えています。非常に真面目です。

3)SP端子
バックパネルで一番目立つのは、SP端子です。この当時AMPとしては珍しいT型コネクタを使用して、SPを繋げるようになっています。これは珍しい。


4)このAMPでMC AMPが・・・。
39800のアンプですが、ちゃんとPHONOの入力は2つあり、ひとつはMCカートリッジが繋げられる様、ヘッドAMPが内蔵です。

5)メインのトランジスタ構成はシングルプッシュプル
ファイナルのトランジスタは、シングルプッシュプル。結構素直な音が出そうです。

4.早速鳴らしてみよう!
1)SPの端子に半田付け
早速音を聴いてみましょう!でもその為にはSP端子を探すか、SP端子の裏側からコードを引き出す必要があります。SP端子なんて存在しないので、当然半田付けして引き出すことに。

2)SP端子を引き出したケーブルにL,Rのインデックスを貼り間違いが無いようにする。
3)SPを繋げて聴いてみる。
いきなり、TANNOYに繋げて、SPを飛ばすと大変なので、適当なSPを繋げてみる。すると銅でしょう!結構素直な音がします。でも、VRを下げると少しぶつぶつ音がします。コンデンサが行かれているのでしょう。そのうち交換してみましょう!

こんなAMPですが、誰かほしい方いませんか?えのしまさん如何ですか?