YAMAHA C-2aの修理 Final

こんばんは、Tomです。昨日は東京出張で、帰りが遅くなりましたので、ブログを一日休ませていただきました。申し訳ありません。
さて、本日は、YAMAHANoプリアンプ C-2aの修理Finalです。前回、MCヘッドアンプの故障箇所が判り、抵抗をばらしてまでも修理をしましたが、今後いつお嫁入りするかわからないC-2aです。その日の為に、ちゃんとした抵抗(金属皮膜1%)を購入して来ましたので、本日はそれを交換し、トランジスタもオリジナルに戻して、最終としたいと思います。

1.これが、いつものMCヘッドアンプ 
いつもの様にC-2aのケースをバラし、ヘッドアンプが見える場所までたどり着きます。
最近は手馴れたもので、3分もあればここまでたどり着きます。

2.MCヘッドアンプをメイン基板からはずす。
 これも、幾度と無くやっている工程です。これも1個3分もあれば基板を取り出すことが出来ます。これが前回修理したMCヘッドアンプです。エポキシパテで包まれた22KΩの抵抗が痛々しいですね。まるでギブスをしているようです。

3.22kΩ、33kΩ、18kΩの抵抗を交換する。
 先日の状況では、上記3種類の抵抗があまり芳しくないと思いましたのでそれらを金属皮膜抵抗(1%)に交換します。4パラのトランジスタについている10Ωの抵抗は今回は交換しません。なぜなら、取り外した上記の抵抗を測定したら、どれもピッタリの値でしたので、4パラの抵抗を交換するとバランスが崩れるような気がしたからです。

4.4パラのトランジスタをオリジナルに戻す
 ノイズの原因はトランジスタではなく抵抗でしたので、前々回に、ためしに交換してみた2SA1015と2SD1815のトランジスタを、はずしオリジナルトランジスタ、2SB737/2SD706に戻します。これで抵抗以外はオリジナルになりました。

5.最後に動作確認
いつもの様に、基板を洗浄し、ルーペで半田ショートなどを確認し、元のメイン基板に戻します。そして、プレイヤーとMDレコーダーとヘッドフォンを使用して、動作チェックを行います。
『結果』
動作チェックの結果、MCヘッドアンプが復活しました。

これで、お嫁入りの支度が整いました。このアンプは何処にお嫁入りするのかな〜?