FT-726の修理 ―その5―

おはようございます、Tomです。昨日までは、中々早起きができませんでしたが、昨日は少し暖かかった事と、昨夜この修理に進展が有りましたので、目覚めが良かったようです。やはり、修理は、精神衛生上良いみたいですね。

さて、昨日の会社の帰りにDIYに立ち寄り、5Aと7Aのヒューズを購入してきました。夕食後、早速借用してきたFT-726の動作確認です。


1. 借用してきたFT-726の動作確認
 1)電源の確認
 まずは、借用してきたFT-726に昨日制作した電源ケーブルに5Aのフューズを入れたもので、動作を確認します。
 フューズをセットして、電源ON!。問題ありません!(当たり前)

 2)次に出力の確認です。
  FMモードにしてPTTを押下。 
  13W以上出ていますので、問題ありません。(これも当たり前)

2. 2mユニットの交換実験
 次は、自分のFT-726に借用してきたFT-726の2mのファイナルユニットを取り付けてみて、交換実験を行います。これで出力が出れば、2mユニットが不良。出力がでなければ、それ以前の基板が不良となります。

 1)借用してきたFT-726から2mユニットを取り外す
 

 2)取り出した2mユニットを自分のFT-726に取り付け確認
  上記1)で取り出した2mユニットを自分の無線機に取り付け、出力の状態を確認します。
 結果、正常な2mユニットを取り付けても、症状は同じで、出力は出ませんでした。
 という事は、2mユニット以前の不具合ということが断定出来ました。
 以前、調べた時も、430も同じ症状だったので、多分2mユニット以前のTXユニットだろうという見解でしたが、これで白黒がハッキリしました。

 

3.SSBモードの確認実験
 さて、不具合は、2mユニットの前段のTXユニットであろうことが明確になりましたが、まだTXユニットには、FMモードとSSBモードの回路があります。FMモードに不具合があるのは判っていますが、SSBの回路が正常化かどうかはまだ確認していません。

 1)モードをSSBに切り替える
 

 2)出力を確認する
 SSBモードでPTTを押下し、音声を入れて、出力が変化するかどうかを見る。
 結果、SSBモードでは、きちんと増幅しているようです。ということは、TXユニットのFMの回路がどうも怪しいことが明確になりました。

4.TXユニットの開封
 それでは、ついにTXユニットの開封と行きましょう。
 説明書を見ると電源ユニットの隣にあり、表がTXユニット、裏面がRXユニットであると書いていますので、表面の弁当箱の蓋を開封。すると下記の様な基板が出てきました。

5.TXユニットに振動を与えて変化を見る
 次に、PTTスイッチを押下しながら、得意の歯ブラシの柄で、基板のあちこちを突っついて、振動を与えて出力が変化するかどうかを確認します。
 結果、どこを突っついても何も変わりません。これは変です。

6.もう一度調整の手引きを確認する。
 もう一度調整の手引きを確認し、基板を見てみると、基板の色も異なりますし、載っている部品も異なる事がわかりました。どうやらこれは、TXユニットではなく、オプションのサテライトユニットの基板ですね。従ってTXユニットの基板はその下になります。

 1)TXユニットの写真
 

 2)サテライトユニット(オプション)の写真

7.サテライトユニットの取り外し
 TXユニットは、サテライトユニットの下にありますので、サテライトユニットを取り外します。


出てきました。これが本当のTXユニットです。

8.本当のTXユニットに振動を与えて変化を見る
 今度は、本物のTXユニットです。これに振動を与えて、出力の変化を見ます。今度は、歯ブラシも交換しました。(関係ないけど・・・・見つからなかった)
 

 結果、あちこと突っつくと出力に変化があります。しかしながら、これという決め手は未だない様です。

でも、今回の交換実験で、かなり故障箇所の的が絞れてきましたので、大きな前進です。
これからが山場ですね。お楽しみに!