FT-726の修理 ―その9―

おはようございます、Tomです。『あれ?今日から入院でブログはお休みではないの?』そうです。今日から入院なんですが、入院の時間は午前10時なので、今朝も4時起きして、修理に励みました。
なぜかというと、昨日良いところ迄追い込んだんですが、電源投入時不安定な部分があって、それが気になって、早起きしてしまったという次第です。

1.その後状況

 昨日、TXユニットのミニチュアリレーをマイクロリレーに取り替えて、出力が出る様になりました。しかし、放置後の電源投入直後の十数秒は、下記の写真のようにPTTを押下していないのに、右側のSメーター(&ALCメーター)がフラフラしていて、それがフラフラしていると、パワーがうまく出ない時があり、気になっておりました。十数秒経つとメーターはその下の写真の様に落ち着き、その後は、安定してパワーが出るようになります。これをなんとかしたいと思い、今朝の気温は-8度だと言う予報であるのにも関わらず、頑張って起きてまいりました。



2.電解コンデンサが怪しい?
電源投入後は不安定で、その後10秒程で安定する。つまり充電されると安定するということですね。なんか、電解コンデンサが怪しいですね?
特に、TXユニットのFM変調回路のFET付近のC52という22μFの電解コンデンサが怪しいです。

写真では、左側のコンデンサです。折角ですので、この右側の電解コンデンサも交換します。

3.電解コンデンサの交換 

1)C52(電解コンデンサ:22μF16V)の交換
 このコンデンサは、FETのすぐあとにある電解コンデンサです。手持ちの22μF25vと交換します。

2)ついでに、近くの電解コンデンサ(2個)も交換
 ついでに、近くにある、電解コンデンサ47μF、100μFも交換しておきましょう。

 基板の裏側を見ると、なんかこのコンデンサは、後で交換されたようですね。ハンダ付けが汚いです。特にGND側は、ハンダゴテの容量が小さいのか、ドリルで穴を開け、シャシーのハンダの所に足を長くして半田付けしています。

 せっかくですから、きちんとハンダ付けしてあげましょう。
どうですか?綺麗になったでしょう?基板や配線は綺麗が一番。

4.動作確認
 このコンデンサの交換で電源投入時の状況が安定すれば、修理完了です。

 さて、電源ON!
 結果、以前は十数秒ほど安定しない時間がありましたが、現在は、3秒ほどでメーターが落ち着き、パワーも出る様になりました。まずは、効果ありと見てよろしいかと思います。

これで、安心して入院が出来ますね。良かった〜。marumorikoroさん、退院したら無線機持ってゆくからね〜。今日は時間がないのでごめんなさい。