デジタルアンプのケーシング  −Final−

おはようございます、Tomです。最近、日の出、日の入りの時間が伸びて少しずつ春らしい雰囲気が出てきています。同時にTomの花粉センサーも働きだしました。要注意です。

さて、昨日から始めたオーディオ雑誌に付録で付いて来たデジタルアンプのケーシングですが、本日はその続きを書きたいと思います。

昨日のおさらいですが、昨日は、VRのハーネスの接続と入出力関連のハーネス接続、そして基板を固定するスタッドの穴あけでした。そこで、本日は、電源周りとなります。


1.フューズソケットを取り付ける 
  このアンプの電源は、最近流行の小さなスイッチング電源で、もともとは基板上のACアダプタのコネクタに差し込めばOKなのですが、ケースの中に入れたため、基板上のコネクタは使用できません。そこで電源ケーブルはソケットにせず基板直付けにして、フューズを入れることにしました。フューズホルダーは基板直付タイプしか残っていなかったので、写真の様にウレタンパッドで絶縁し、シャーシに固定しました。

2.電源の入り口にはブッシュをかます
 本来はアダプタ用のソケットだと非常に良いのですが、それが無いので、ブッシュをかまします。先日購入した電工用のブッシュを切って使用します。

3.スピーカーターミナルの取り付け
  今回のケーシングで最も苦労したのは、スピーカー端子です。このアンプについていたい基板直付の端子を再利用するか、それとも、ケースに取り付けるターミナルを使用するか迷いました。最終的に、基板についていた直付スピーカー端子を再利用する事にしました。

 1)ケーブル用の穴あけ
 まずは、スピーカーケーブルをケースの外に出すために4つの穴を開けました。

 2)スピーカー端子へハンダ付け
 スピーカーハーネスをスピーカー端子に半田付けします。このスピーカー端子は、もともと基板に直付するタイプなのでその部分は、ニッパで切り取っておきます。そこにハンダ付けし、熱収縮チューブでカバーします。

 3)木ネジで固定
  ピンコネクタの穴を少し拡張し、木ネジでスピーカーターミナルを固定します。

 4)ターミナルとケースの隙間を埋める
  ターミナルとケースの隙間を、ホットメルトで埋め尽くします。これは、スピーカーターミナルが本体のケースと接触する事を防止する役目も果たします。

5.ボリュームの軸を切断する  
  ボリュームの軸は長すぎるので、5mm位カットします。

6.完成
 後は、スイッチとLEDを取り付けます。そして、VRのつまみは、先日アンプの製作で不要になったSONYVRつまみを使用する事に。このVRつまみの大きさがちょうど良いですね。これでアンプのケーシングが完成しました。

 1)正面から
  

 2)真上から
 

 3)後ろから
  

 TOPカバーをつけて完成!
 なかなかカッコいいでしょう!

このアンプは、何かをテストする時や制作した時のモニタとして使用する、非常にお手軽なアンプとして非常に重宝すると思います。