クラニシ アンテナアナライザー BR-510の修理 −その10−

おはようございます、Tomです。今朝は、5時に起きて、草刈りをして、その後筍の伐採をして来ました。1週間ほったらかしにしていたし、最近雨が降ったりお天気だったりで、筍がうじゃうじゃ出ているのではないかと、心配していましたが、あまり心配したほどではなかったですね。そろそろ筍のシーズンも終わりです。これで一安心です。

さて、クラニシ アンテナアナライザー BR-510の修理ですが、いよいよ10回になりました。でも、最近はちょっと停滞気味でしたね。

1.これまでのあらすじ

インピーダンスについては、ブリッジの50Ωの抵抗が焼けていて、それが原因で共振せず、その抵抗を交換した所、何とか直りましたが、SWRについてはメーターが振り切った状態でした。

そこで、ダイオードが怪しいと思い、下記の4本のダイオードを交換しました。

交換したのは、手持ちのシリコンダイオードです。

2.やはりダイオードはNGだった
 取り外したダイオードを一つ一つ確認したら、4本中1本だけNG品がありました。

順電圧でも電流が流れる(160Ω)


逆電圧でも電流が流れる(1.3kΩ)なのでおかしい。4本中この1本だけです。


おそらく、このダイオードが、SWRのところについていたダイオードだったのでしょう。
一気に交換したのはまずかったですね。この点は、『もう一人のTomさん』からもご指摘があったように非常にまずいやり方でした。反省します。

3.このダイオードは、ショットキーバリアダイオードだった。
 確認の手順はまずかったものの、本来なら4本のダイオードをすべて交換したので、直るはずです。ところが、全く直る気配がなく、迷宮入りになってしまいました。
 Sakaさんからの情報で、このダイオードショットキーバリアダイオードだという事が判りました。でも、Tomはショットキーバリアダイオード保有しておりませんのでどうしようもありませんでした。


4.ショットキーバリアダイオードが手に入った

 先日の出張の帰り、レーザーポインタ購入のついでに、千石通商に行き、ショットキーバリアダイオードを購入。

 それが、これです!

5.ダイオードを交換し、基板を清掃

 ショットキーバリアダイオードを4本交換して、基板を清掃します。

6.動作を確認

 いよいよ動作を確認します。
 スイッチON!

 おおー!なかなかいい感じです。

 1)インピーダンスモード



 2)SWRモード

 

7.今回の故障部品

 どうやら、今のところ大丈夫の様ですね。
 今回の故障個所は、下記の2か所です。
 おそらく、アンテナへの同軸にパワーがかかり、50Ωの抵抗とショットキーバリアダイオードが壊れたのだと思います。



後は、周波数を振って確認し、実アンテナを使って、動作品との比較をして終了です。