東芝 ノートPC  Dynabookの修理 −その3−

こんばんは、Tomです。今日は朝からとても良い天気で、昨日までの曇り空を吹き飛ばすような感じでした。週末は天気らしいです。

さて、今週から始まったDynabookの修理ですが、今日で3日目です。昨日は、故障の原因はどうやらマザーボードの電源回路のFETの様でした。

1.マザーボードである事の駄目押し
 そしたら、いつもアドバイスを頂いている読者の『もう一人のTom』さんから、マザーボードの故障の決定の前に、ACアダプタに負荷をかけて本当にOKかどうかを確認した方が良いというアドバイスを頂きました。
 確かにそうです。もしかすると負荷をかけると、負荷に耐えられず電圧がドロップしてしまうかもしれません。

 1)負荷を作る
 それでは、1KΩの抵抗を3本使って負荷を作ります。
 

 2)負荷をかけて電圧を測定する
 それでは、無負荷状態から少しづつ負荷をかけてみます。

 ①まずは無負荷状態(19V)
  

 ②500Ω
 

 ③さらに、抵抗を並列に抵抗追加。これで333Ωになります。
 

結果、電圧は19Vで変動はありません。
従って、ACアダプタは問題ないようです。

2.FETの情報をGETする。
CPUの近くのFETの型番を調べてみます。

上の写真を拡大すると型番が見えてきました。

これは、フェアチャイルドのFDMS0306ASというMOS FETです。

3.FETの抵抗値を測る
データーシートから、このフラットIC風のFETのピンアサインが分かりましたので、FETがショート状態にあるのかどうかを確認します。

抵抗値は、11Ωでした。何とも微妙な抵抗値。でもFETがOFFの状態だったら通常は無限大のはず。そうか、これはもしかしてインダクタの抵抗値か?
もう少し、調査が必要ですね。